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2010年10月

2010年10月 9日 (土)

巻き爪を治そう〜簡単!ワイヤー法〜

巻き爪で悩んでる方は結構おられます。爪が巻いて、食い込んで痛いんですよね〜crying手術をしないと治らないと思っていらしゃる方が多いです。しかし、実は巻き爪は簡単に治りますscissorsこの治療でもっともポピュラーなワイヤー法を披露いたしましょう。

まず、18〜23ゲージの針で爪に孔をあけます。全く痛くありませんhappy01
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次にその孔に、適当な太さのワイヤーを通します。このワイヤーは超弾性ワイヤーといい、真っ直ぐに戻ろうする復元力があります。
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次にワイヤーを瞬間接着剤で固定します。
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できあがりです。この治療は10分程度で終了します。ワイヤーを入れた瞬間から痛みがとれますhappy01
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1ヶ月後です。ほら、巻き爪はほぼ平らになって治っていますgood ワイヤーを抜いておわりです。めちゃ簡単でしょ!
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(院長)

*治療には予約が要ります。まず、通常通りの受診をしてください。診察後に予約をとります。治療費(ワイヤー代別)は初診料1500円+手技料1600円です。再診時は再診料900円かかります。保険はききません。

2010年10月 6日 (水)

ダイビングプロ講習2 in Philippines

遅くなりました。9月連休のダイビングプロ講習の写真をアップします。
フィリピン、ボホール島に隣接するパングラオ島のアロナビーチに滞在しました。といってもよくわかりませんよね。要するにセブ島の隣の島です。ここは、ヨーロッパ人が多いところで、日本人はほとんど見かけません。ホワイトサンドの美しいビーチは眺めているだけで気持ちがいいい。ダイビングはここから船で30分ほどでいけるバリカサグ島周辺のスポットです。
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今回のメンバーは、PADIマスターインストラクターの渡辺さん、NAUIレスキューインストラクターの妻(美和)、NAUIダイブマスター候補生の中尾さん(今はダイブマスターです)、NAUIなんちゃってインストラクターの私です。
(下の写真は、左から私、渡辺、中尾、その後ろに美和)
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バリカサグ島につきました。きれいな海ですね〜。
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ここでダイブマスター候補生が学ぶべきことは、日本ではなかなか経験できない海況です。水深30m以上のディープなダイビングと、川のようにながれる海中でのドリフトダイブ、そして1万本以上のダイブ経験をもつ名物ガイドであるダリオのガイディングに直にふれてもらうことです。写真の右端がダリオです。実はもの凄い流れのなかでの集合写真です。
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美しい珊瑚礁ですね。
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ウミガメはたくさん見ました。
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クマノミはいたるところにいます。写真はハナビラクマノミ。
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最後は水面からバンカーボートを見上げた写真です。また行きたいな〜。
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(院長)

2010年10月 3日 (日)

箱入りノラ

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猫の習性でしょうか
ノラは植木鉢や段ボールに入るのがheart01大好き
ちゃんと職員玄関で番猫しています
(人が来たら逃げますけど〜)
風が強いから今日は一日箱入りかな?
(師長)

黒子(ほくろ)のレーザー治療1

今回はほくろのレーザー治療を紹介しましょう。
当院は、レザック社製の最新型炭酸ガスレーザーを使用してほくろを除去します。
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ほくろの治療が難しいのは、再発が多いこと(特に若い方の顔面のほくろ:ミーシャ母斑)、術後に凹みが生じることですshock。当院にも、以前どこかで受けた治療で再発しただの、凹んだなどの訴えで再治療を希望される方がこられます。最悪なのは、エステなどでとって(違法行為)失敗などもありますban

実はこの2つの問題(再発と凹み)は簡単に解決できます。それは、術後2週間テープ(軟膏付き)をはることです(湿潤療法)。このテープを2週間がいやで、治療を断念される方が多いです。

話がながくなりました。では具体的に説明しましょう。
当院職員のお友達で、写真掲載をOKしてくれましたhappy01。素敵な横顔ですが、本人はほくろが多いのがイヤなのだそうです。恋人募集中だそうですheart
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顔面のほくろ(特にミーシャ母斑)は、皮膚の下(真皮)深くまで存在しているため、再発を防止するために深く削らないといけません。また、凹みが目立たないように、ほくろの大きさよりかなり大きく、すり鉢状に(なだらかに)削ります。この写真も、ものすごく広く削っているでしょう。
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当院では2週間の軟膏とテープのかわりに、特殊なシール(企業秘密ですsmile)を10日間はります。すると、あのクレーターのような大きなくぼみが真っ平らになります。これで凹みと再発は防げました。後には赤みがのこりますが、3ヶ月もすると薄くなります。
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2ヶ月後です。かなり赤みがなくなりましたgood。半年もすると全くわからなくなるでしょう。ちなみに鼻のほくろも取っています。
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10-14日間シールやテープを貼るのは嫌だという方は、最初からお断りしています。最良の治療結果を出すために妥協したくはありません。テープを貼らなくても凹みが起こらない方もおられますが、それは単に運がよかっただけですね。

そして最後にもう1つ。レーザー治療では、組織検査ができません。ということは、術前にしっかりと悪性でないことを検査しておく必要があります。最近ではダーモスコピー検査によって、かなりの精度で良性と悪性を区別できるようになりました。ほくろをとるときは、少なくとも皮膚科医によるダーモスコピー検査を受けられてからにするべきです。

当院では、2種類のダーモスコピーを使用しています(左:クリニカルサプライ、右:おんでこ)。
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下の写真は足底のほくろでフォローしていた患者さんです。
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再診時にダーモスコピーで異常(右側の黒い点+乳白色:whitish veil)をみとめました。たった2mmの病変ですが、精査したところメラノーマの進行癌でした。治療が奏功して完治されましたが、ダーモスコピーがなければ見逃していたでしょう。このようなほくろに、万が一レーザーを当てれば悲惨ですng
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しっかりとした診断があってこその治療です。(院長)

*医療機関によっては、ダウンタイムを少なくかつ凹ませないために、わざと再発覚悟で浅めに削るところもあります。術前にムンテラしてあるのであれば、これも正しい治療です。上記の方法は、あくまでも1度で確実にとることを目標にしています。

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605 
にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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