とびひ(伝染性膿痂疹)
とびひの患者さんが増えてきました。7、8月は、とびひが最も多くなる季節です
正式名称は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といって、ブドウ球菌や溶連菌などの細菌感染症です。接触によって移り、火事の飛び火のようにあっと言う間に広がることより、とびひ、といわれています
下写真のように、水ぶくれや黄色いかさぶたがついているのがとびひですね。この写真では、肘当たりに小さなとびひがいっぱいありますね
原因は菌ですが、感染を引き起こし易い箇所に起こります。そこは、ケガや、湿疹で引っ掻いたあとなど、皮膚のバリアーが破壊されていところです。
治療は、2段階で行います。1段階目は、とびひの治療。抗生物質の内服や外用を5ー7日程度行います。とびひが治ったら、2段階目の湿疹などの治療および予防のためのスキンケア指導を行います。これをしておかないととびひを繰り返すことになります。
7月はまだ耐性菌が少なくて簡単になおりますが、8月中旬になると重症化しやく入院が必要になることもあります
お子さんがとびひかなと思ったら、すぐに皮膚科を受診させましょう
(院長)