初夏の陽気
昨日は、非常に良い天気でした。まさに初夏の陽気でしたね
本日は、クリニックは休みだったのですが、白斑の1mmミニグラフト植皮術1件、陥入爪の手術1件、顔面の皮膚腫瘍の切除術1件、レーザー治療1件と結構いそがしい1日でした。
上の写真は、手術の合間のお昼休みに撮った写真です。なんとも癒されますね
(院長)
昨日は、非常に良い天気でした。まさに初夏の陽気でしたね
本日は、クリニックは休みだったのですが、白斑の1mmミニグラフト植皮術1件、陥入爪の手術1件、顔面の皮膚腫瘍の切除術1件、レーザー治療1件と結構いそがしい1日でした。
上の写真は、手術の合間のお昼休みに撮った写真です。なんとも癒されますね
(院長)
今週の水曜日は、待望の炭酸ガスフラクショナルレーザーCO2RE(コア)が来ました。やっとデモ機と交換です
Syneron社とCANDELA社が合併して世界最大のレーザー会社となって最初の開発商品がCO2RE(コア)なんですね。
CO2RE(コア)produced by Syneron and CANDELA
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このレーザーは、にきび(ニキビ)痕の治療用に購入したものですが、ほくろ(ホクロ)やイボの除去にも抜群の威力を発揮します
早速、知り合いの大きなほくろ(ホクロ)を除去しました。左頬のわりと大きな色素性母斑(ほくろ)です。
スキャナーつきで、きれいに平坦に削れます。大きなほくろ(ホクロ)が一瞬でなくなりました すごいでしょ
YouTube: CO2RE by clinic-n.mov
レーザー治療直後の写真です。きれいにとれましたね まだキズが生々しいですが・・。
キズをさらにきれいにするために、本日より湿潤療法を開始します
数ヶ月後にはほとんどキズあとがわからなくなるでしょう。ブログでまた報告しますね
(院長)
①5/1記載
切除10日後(5/1)の状態をお見せします。湿潤療法のおかげで凹みはほとんどなく、若干の赤みが残っています。1ヶ月後の経過はまた報告します。
②7/8記載
術後2ヶ月後(6/14)の状態。かなり赤みなど消失してわからなくなって来ています。今後徐々に赤みが消失していくでしょう。ブログでのフォローアップはここまでとします。
〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605
にしむら皮フ科クリニックのホームページ
副腎皮質ステロイド(以下ステロイド)外用剤(塗り薬)の副作用を誤解している方が結構おられます
当院の患者さん向けに簡単な説明をしたいと思います
当院でもっとも使用量の多いロコイドのデータ(承認時までの調査及び使用成績調査)をまず示します①。
19018人中、副作用発現はたったの58人(0.3%)。 ほとんどが、かゆみと刺激感(20人)>にきび様皮膚炎(9人)です。
気を付けなければいけないのは、にきび(ニキビ)くらいですね。
何もおそろしい副作用などありません。効果と安全性は確立しています②。
まだあまり知られていませんが、強いクラスのステロイド外用剤まで普通に市販されています。
本日、あるドラッグストアで見た外用剤の棚です。これらのほとんどにステロイドが入っていましたね。 それも当院が普段使用しているものより強いものが結構ありました。
ムヒ(EX)にもステロイドが入っていました。これはロコイドより強いですね。
国は、ステロイド外用剤はもう医師の診察が必要ないくらいに安全だと考えているのでしょうかね
しかし安全とはいっても、乱用が少し気になります。長期に使用される場合は、医師や薬剤師に相談されることをお勧めします
よく聞かれる質問に、「皮膚が黒くならないの?」、「ステロイドが蓄積するのでは?」がありますが、これらの副作用はありません②
人間の体からは、ステロイド外用剤よりはるかに多量のステロイドが副腎より毎日生産されています
人体にとって、ステロイドは大切なホルモンなんです。
もともと多量にもっているのに、黒くなるとか、蓄積やデトックス(解毒)なんていうのはおかしな話ですね
強いステロイド外用剤(クラスⅡ)であるアンテベートのデータ(承認時までの調査及び使用成績調査)も示しますね②。
7,875例中105例(1.33%)に副作用が発現した。
主な内容は、かぶれによると思われるかゆみ(0.08%)や刺激感(0.11%)が稀にでる。毛のう炎&にきび(ニキビ)、水虫、皮膚萎縮が、稀に(0.3%)あるいはごく稀に(0.008〜0.009%)でる。
皮膚萎縮(皮膚が薄くなる)や水虫を専門医はまず起こしませんので、これも注意すべきはかぶれと毛のう炎&にきび(ニキビ)ですね。
(文献)
(1) ロコイド軟膏&クリーム 添付文書
(2) 古江 増隆ら:日皮会誌:119(8),1515―1534,2009.
(3) アンテベート軟膏&クリーム 添付文書
(院長)
最近ステロイド外用剤の依存症(topical steroid addiction)を心配する患者さんをたまに見かけます。 この言葉は、1978年にKligmanがあまり有名でもない雑誌に載せたのが最初で最後ですね。彼もそれ以後使用していないようですし、ここ10年以上そのような論文を少なくとも英文では見たことがありません。で、PubMedで調べてみたらやはり90年代に2件の論文のみでした。それも1件は顔にニキビが出たというもので、もう1件は美容レーザー治療後のステロイド使用による副作用(にきび様皮膚炎)でした。これらの論文は、上述の副作用(にきびなど)が、まだあまり世間に知られていなかった頃に、副作用の注意喚起をするために書かれた論文ですね。この死語のような言葉をまたぞろ使用している人がいるのには驚きです
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昨年1年間勤めてくれた加来先生が福井赤十字病院を退職されたため、代わりに登谷先生が赴任されてきました
右端の小さくてかわいい女性が登谷先生です 左から福井赤十字病院皮膚科の代表部長中川先生、私、登谷先生。
土曜日の午前診に月1〜2回応援に来てくれます。当院は女性患者さんが多いので、女医さんのニーズはかなり大きいですね。
登谷先生よろしくお願いいたします
(院長)
*ちなみに加来先生は、退職して札幌皮膚病理研究所に1年間研修にいかれました。病理漬けの1年間を過ごすそうです。
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先週の水曜日は、待望の新型フラクショナル・レーザーCO2RE(コア)がやってきました。
YouTube: CO2RE Syneron&Candela
と言っても、実は当院が購入したものは納期が遅れる模様で、納入されるまでデモ機がかわりを勤めます
わざわざ、このレーザーのためにレーザールーム2(もの凄く狭いですが)を作りました
(左がCO2RE(コア)で右がシミとりのアレックスレーザー)
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この機械は、ほくろや老人性イボの除去レーザーとしても非常に優れています
しかし、なんといってもこのレーザーを導入した最大の目的は、ざ瘡瘢痕(あばた)の治療です。これは、前回お話しましたね
CO2RE(コア)以外に、アレックス・トライバンテージ(写真一番右)も1週間貸してもらいました。
アレックス・トライバンテージは、3種類のQスイッチレーザーを1台にした機械です。あらゆるシミに万能のレーザーです。
試しに、僕と師長のしみに照射してみました。結果はまたの機会にご報告します
現在毎日、手術やレーザーを4〜6件こなしていますが、予約は5月中旬まで埋まっています
ここに、CO2RE(コア)のざ瘡瘢痕(あばた)治療が入ることは不可能ですね
よって当分の間は、ざ瘡瘢痕(あばた)治療を現在通院されている方のみに限定する予定です
(院長)
ほくろなどの手術をどうしても早く受けたいという方は、私が信頼している皮膚科医や形成外科医の先生をご紹介いたします
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