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2012年6月 7日 (木)

第111回日本皮膚科学会総会 その2

前回のつづきです。
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今回の学会でまず良かったことは、iPhone用の学会アプリが製作されていたことです。
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これがなかなかのすぐれもので、学会のスケジュールから抄録まですべてiPhonemobilephoneで見れましたgood


大きなプログラム冊子を持ち歩く必要もなく大変便利でしたねhappy01


年に1回の総会なので、できるだけ多くの演題を聴こうということで、当院師長と二手に別れて演題を聴きましたhappy01


次の講演会場に向かう途中の会場内は、大混雑sweat01 みんないい席を取ろうと一目散ですcoldsweats01
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私は、アトピー性皮膚炎(以下アトピー)乾癬を主に聴講しました。


アトピーは、長年の研究の成果が次々と開花cherryblossomしてきているようですね。


経皮感作という病因論からのアトピーの発症予防、バリア機能の研究からの新薬の開発、TARC(ターク)というバイオマーカーを使用しての治療などなど・・・・happy02good


アトピーの免疫に関する講演を聴きにいくと、よく椛島先生の発表に出会いました。これだけの発表の準備をするのって大変ですよねcoldsweats02
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椛島先生とは発表後に少し話しましたが、人気ものなのでなかなかゆっくりお話できなかったですねcoldsweats01

乾癬生物学的製剤の出現で、今まで治療不可能だった重症患者さんの治療に大変革をもたらしました。


生物学的製剤レミケードのメーカー田辺三菱のブースは、企業展示場の入り口に陣取ってかなり気合いが入っていましたねhappy01そのブースで写真を1枚camera
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(写真は左から、長浜赤十字病院の谷崎先生、師長、私、福井赤十字病院の中川先生)


乾癬生物学的製剤が主に話題でしたが、従来からの外用療法、光線療法、ネオーラルなどの内服治療の知識もアップデイトできて良かったですhappy02

レーザー治療の新しい話題は、フラクショナルレーザーでした。


当院は、キャンデラ社の炭酸ガス・フラクショナルレーザーCO2RE(コア)を所有しています(写真:キャンデラ社のブース、写真の一番手前がCO2RE(コア))。
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師長は、DEKA社炭酸ガス・フラクショナルレーザーマドンナリフト(眼瞼下垂治療)の講演がすごかったと言っていました。


マドンナがこの治療を受けたらしいとのことですが、真偽はどうなんでしょうか?


で、レーザーでご高名な某先生にお尋ねしたところ、他社の機械ですでに行っているらしく、炭酸ガス・フラクショナルレーザーであればどれも結果は同じだろうということでしたが・・・wink


光線療法では、それほど新しい話題はなかったですね。エキシマライト(以下エキシマ)が相変わらず話題の中心でした。


企業ブースに、こんなかわいいナローバンドUVBのハンディータイプのものが展示されていましたhappy01
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エキシマのハンディータイプもでたので、やや影が薄いですねhappy01


ただ、エキシマの効果については、やや大げさに報告されているような気がしました。


特に、乾癬への効果に関していうと少し失望しています。案外このナローバンドUVB、高輝度ですし、エキシマといい勝負をするかもしれませんhappy01


ほとんど聴講していたので、知り合いに合うことはあまりありませんでしたが、懇親会で何人かとお話できました。


私が非常勤講師を勤める滋賀医科大学皮膚科の田中教授とcamera
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京都大学皮膚科勤務時代に一緒だった中村先生は、最近産業医大皮膚科の教授に就任されましたcamera
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疲れましたが、充実した学会でしたwink


学んできたことを早速外来に反映するべく努力したいと思います。

(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605 
にしむら皮フ科クリニックのホームページ


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