ガングリオンの簡単な診断法
足の皮下腫瘍は、診断によく迷いますよね下写真の患者さん(病変は→の部分)なら皮膚科医はどう診断するでしょうか?
臨床所見だけなら、腱鞘性巨細胞腫瘍などを疑いたい所ですが、実はガングリオンでした。多発しているのはめずらしい。
ガングリオンについての詳細は、過去のグログを参照してください(最後に紹介します)。
今回は、連続して足のガングリオンの方が来られたましたので、以前にも紹介したことがあるFlash-powered transilluminationという診断法を述べたいと思います
凄く簡単です下から懐中電灯(Flash light)を当てるだけです。ごらんのように光が透過してガングリオンが浮き出てくるのです
次の患者さんはどうでしょうか。→のところに皮下腫瘍があります。
光を当てると透過して白く光っているでしょう
これで、だれでも簡単にガングリオンを診断できるんですよ
皆さんも手足に皮下腫瘍ができたら、暗がりで懐中電灯を当ててみてください光が透過されればガングリオンの可能性が高いです。
当院では、その後超音波検査(エコー)で確認して確定診断します。これが大切です
治療など詳しくは過去のブログを参照してください:
ガングリオンかな?と思ったら受診してください。確定診断をしましょう
(院長)