えぬくりブログ

久しぶりの更新です。

 

最近ノラ君に、無印良品のソファ（通称「人をだめにするソファ」）を買ってやったら、結構気に入って座っています。

 

お顔を見るとキリッ！としていて、「だめ猫」にはなっていないようですね可愛いでしょ

 

 

ところで次は、センチネルリンパ節生検の話題です

　

この前ブログでとりあげた悪性黒色腫（メラノーマ）のセンチネルリンパ節生検の結果は陰性でした。これで、腋窩リンパ節郭清（リンパ節を全て切除すること）をする必要はなくなりました。良かったですね

 

 

リンパ節郭清は術後の合併症のことを考えると、する必要がなければしたくありません。その必要性の有無を判断するために行われるのが、センチネルリンパ節生検なんです

　

実は数日前にも、外陰部のある皮膚がんのセンチネルリンパ節生検を行いました。下写真はそのときの蛍光法の写真です。

 

病変部は外陰部の左側なのに、なんと右側に流れて、さらにUターンして（→）右鼠径リンパ節（→）に入りました。今回は、蛍光法がすごく役立ちましたね

　

センチネルリンパ節とは、最初に転移するリンパ節ですから、これに転移がなければ郭清をする必要はありません。

センチネルリンパ節生検を行うことによって、リンパ節郭清の必要性の有無を正確に判断できるようになり、患者さんの負担が大幅に改善されました

　

日々進歩する最新の検査や治療法を学ぶためにも、今後も貪欲に学会参加をして研鑽に努めます。その為に休診させて頂く事が有り、ご不便をおかけしますがご理解下さい。

　　

（院長）