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2015年10月

2015年10月29日 (木)

11月土曜日の応援医師

昨日は、大阪赤十字病院hospitalに出勤してきました。皮膚悪性腫瘍(皮膚がん)の勉強のために、不定期ですが大阪まで通っています。
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大阪赤十字病院hospitalは、京大関連病院の中では最も皮膚悪性性腫瘍の治療を行っている病院です。私、ここの非常勤医師をしております。
 
昨日は午後から、局所麻酔手術が2件と全身麻酔手術が1件ありました。全身麻酔の手術は、下眼瞼の悪性腫瘍に対するもので、後輩と一緒に手術をしましたhappy01
 
師匠の立花部長は、手術には直接入らず監督ですwink細かな技術指導を受けて大変勉強になりましたhappy02
 
すっかり疲れて、帰りのサンダーバードbullettrainでは爆睡sleepyでしたcoldsweats01
 
大阪までの通勤は、不定期とはいえ大変ですが、皮膚悪性腫瘍はライフワークの1つですので頑張って通いたいと思います。
 
ところで、11月の土曜日午前診の応援医師が決定しましたので掲示します。
 
11月 7日 藤田医師
11月14日 登谷医師(女医)
11月21日 登谷医師(女医)
11月28日 藤田医師
  
(院長)
 
 

2015年10月25日 (日)

レーザーアカデミー in 大阪

本日は、大阪リッツ・カールトンシネロン・キャンデラ社主催の レーザーアカデミー(医師向けセミナー)が開催され、講師として登壇しました。
 
「当院でのレーザー治療テクニック」という題で40分の講演を行いました。
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日頃当院で行っている各種レーザー(Vビーム、Qアレックス、ジェントルレーズ、コア)治療の工夫について述べさせて頂きました。
 
私の講演の前には、レーザー治療の第一人者である新宿南口皮膚科・乃木田俊辰先生(東京医科大学皮膚科兼任教授)の講演があり、大変勉強になりました。
 
最近は出張が多くて大変なのですが、色々な分野の第一人者に直接お会いしてお話が聞けるのは非常に勉強になります。
 
(院長)
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2015年10月15日 (木)

新型エキシマライト

エキシマライトというのは、308nm波長を有する紫外線flairで、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬などに有効です。
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難治性の多発性円形脱毛症にもかなり有効ですよgoodただし、長期経過の全頭型(頭全体が脱毛)や汎発型(全身の毛が脱毛)はエキシマでも難しいですが・・。
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過去のブログ円形脱毛症尋常性白斑
 
ところで先日、ジェイメック社から新型のエキシマライトが来ましたhappy01と言っても購入したわけではなくて、当院で効果や使い勝手を試してほしいとのことでした。
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当院は、北陸では最も早くからエキシマライトを導入して研究してきましたから、どの疾患に、どの程度の出力を、どのように照射すれば良いかのノウハウ(これが一番大切secret)がありますのでgood
 
新型は、当院のVTRACと比べるとかなりコンパクトでお値段も半額以下だそうです。このコンパクトさで、どの程度VTRAC(ヴィトラック)に追従できるか見ものですねhappy01
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VTRACの良さがわかる高出力連続照射(下動画)。ちょっとマニアックな話ですsmile
 
掌蹠膿疱症(PPP)への1000mJ/cm2以上の連続照射。PPPはこれくらいは照射しないと。2000mJ/cm2照射している患者さんもいますよ。
下動画は慢性痒疹への150mJ/cm2の連続照射。小児は動くので、素早い照射が必要です。この速度で円形脱毛症も治療します。ハンドピースの軽さと高出力があるからこそできる技ですねhappy02
 
VTRACと新型については、来年2月の東京での学会第79回日本皮膚科学会東京・東部支部合同学術大会)で講演する予定ですwink
 
(院長)
 
 

2015年10月11日 (日)

日本皮膚外科学会

昨日は、クリニックを休診させていただきましてご迷惑をおかけしました。日本皮膚外科学会出席のため兵庫医科大学に行ってきましたhappy01
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初めて参加したのですが、皮膚外科技術shineについてのかなりマニアックな学会という印象でしたsmile討論も活発というより激しいという感じで自分的には好きだなぁsmile
 
機会があれば演題発表をしたいと思いましたが、確か学会員でないとだめだったようなshock
 
既に皮膚外科系学会として、日本皮膚悪性腫瘍学会日本臨床皮膚外科学会に所属しており、これ以上所属学会を増やしたくないので思案中ですcoldsweats01
 
でも、楽しそうな学会なのでこれからも機会があれば出席したいと思いますhappy01
 
(院長)
 
 

2015年10月 7日 (水)

究極のAGA(男性型脱毛症)治療薬

男性型脱毛症で有名なのはフィナステリド(商品名;プロペシア)ですが、最近ジェネリックが発売されました。
 
過去のブログ; 新薬続々
 
そして、そのフィナステリドよりさらに効果が高いと噂される新薬が発売される予定です。それがザガーロですhappy01
 
ライオンの鬣(たてがみ)って、もの凄いカタログですねcoldsweats02こんなに発毛するのかって突っ込まれそうcoldsweats01
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フィナステリドより効果が高いことが証明されています。当院では、特に効果が高い0.5mgを採用する予定です。
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発売日や値段は今のところ不明です。おそらくは、年内にプロペシア程度の値段で発売になるのではないかと思われます。
 
プロペシアでもかなり効果がありましたからね〜。ザガーロは凄そうですねhappy02
 
ちなみにザガーロ(ZAGALLO)の名前の由来は、Z(究極の)AGA(男性型脱毛症)薬という意味からだそうですhappy01
 
(院長)
 
土曜日の午前診は、赤十字病院hospitalからの応援医師による2診体制で行っています。
 
10月の土曜日午前診の応援医師が決定しましたので掲示します。
 
10月 3日 登谷医師(女医)
10月10日 休診(学会出張のため)
10月17日 藤田医師
10月24日 登谷医師(女医)
10月31日 藤田医師
  
 
 

2015年10月 3日 (土)

にきび治療の戦略 

今週の水曜日は、ポーラファルマの社内勉強会の講師としてよばれ、30分程度の講演をして来ました。
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ポーラファルマからは、今年7月にざ瘡(にきび)治療薬デュアック配合ゲル(過酸化ベンゾイル+クリンダマシン)が発売されています。
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今年は、デュアック配合ゲルベピオゲルという2つの過酸化ベンゾイル薬が発売になりましたgood
 
使用してみてわかったことは、ディフェリンゲルに比べて副作用が少なく効果の発現が早いということです。要するに、使い易くて効果が早いsign01いいですね〜これhappy01
 
しかし半年使用してみると、初期の急速な改善が徐々に鈍って来て、4ヶ月くらい使用するとディフェリンゲルの方がよいのでは?と思えるようになってきました。ディフェリンゲルの方がツルッとした綺麗な肌shineになるなぁ〜とhappy01
  
下グラフはディフェリンゲル過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)の長期効果(約1年間の皮疹減少数)を示したものです。
 
ディフェリンゲルは、炎症性皮疹(赤にきび:ピンクの線)より非炎症性皮疹(白にきび:灰色の線)の改善に優れているのがわかります。さらに、1年を通じて改善し続けているのがいいですねhappy01

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過酸化ベンゾイルは、炎症性皮疹(赤にきび)の改善が良いのがわかりますね(赤色の線)。しかし16週位でプラトーになり、32週以降はむしろ悪化?しているようにも見えますshock
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下グラフは、上2つのグラフを重ねあわせたものです。臨床現場で感じていたことがよくわかりますよwink
 
1年を通して見ると、炎症皮疹(赤にきび)減少数は変わりませんが、過酸化ベンゾイルの方がディフェリンゲルより赤にきびの早期の改善が見られます(ピンクの矢印)。しかし白にきびの改善は、ディフェリンゲルの方が早期に現れ、かつ長期に持続しています(灰色の矢印)。
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さらに、ディフェリンゲルには赤いにきび痕(post-acne erythema)を改善させる作用もありますので、プロアクティブ療法を含めた長期使用は今のところディフェリンゲルの方がよいのではないかと考えていますhappy01
 
  
以上のことからざ瘡(にきび)治療の戦略(薬の組み合わせとその時期など)がわかってきました。より早期に、より綺麗に、より長期に効果を持続させる方法が・・wink
 
講演ではこんな話をしました。
 
(院長)
 
*以上の内容は、現時点での私の個人的な意見です。
*過酸化ベンゾイルにもにきび痕(post-acne erythema)を改善させる効果があるのではないかとされていますが、ディフェリンゲルほどではないと思っています。
 
 

2015年10月 1日 (木)

10月土曜日の応援医師

土曜日の午前診は、赤十字病院hospitalからの応援医師による2診体制で行っています。
 
10月の土曜日午前診の応援医師が決定しましたので掲示します。
 
10月 3日 登谷医師(女医)
10月10日 休診(学会出張のため)
10月17日 藤田医師
10月24日 登谷医師(女医)
10月31日 藤田医師
  
(院長)
 
 

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