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2019年5月

2019年5月30日 (木)

皮膚ガンの早期発見

昨日も暑かったですねhappy01
 
クリニックの周りも緑豊かになってきましたbud
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昨日は、福井赤十字病院hospitalの症例カンファレンスに参加してきました。
 
カンファレンスでは、やたらと皮膚ガンの方が多かったですね。
 
有棘細胞癌、基底細胞癌、悪性リンパ腫などなど・・。
 
ほとんどの方は、早期に発見されており生命の危険はありませんが、中にはかなり進行した方もおられましたshock
 
そして、個々の症例について、どのように治療するかを話し合いました。
 
皮膚ガンは非常に進行の早いものが多いです。数ヶ月の躊躇で大変なことになりますshock
 
しかし、内臓のガンと違って目に見えます。 
 
自分で早期に発見できるガンなのです。
 
気になるできものはできるだけ早く医療機関に受診して下さい。
 
ほとんどのケースは、視診、ダーモスコピー検査、エコー検査などの非侵襲性(いたくない)検査で診断できます。
 
いよいよ悪性を疑うときは、病理検査で確定診断します。
 
早期のものならクリニックで手術することも可能です。
 
ですから、急速に大きくなってきたできものや、気になる手足の黒子など、
 
何か異常に気づいたらできるだけ早く医療機関を受診しましょう。
 
(院長)
 
 

2019年5月29日 (水)

6月の土曜日応援医師

土曜日の午前診は、応援医師による2診体制で行っています。
 
6月の土曜日午前診の応援医師は以下の通りです。
 
6月 1日 登谷医師(女性医師)
6月15日 畑医師
6月22日 登谷医師(女性医師)
6月29日 桒井医師
 
6月7日(金)、8日(土)は休診です(第118回日本皮膚科学会総会出席のため)。
  
(院長) 
 

2019年5月27日 (月)

エキシマライト紫外線療法の講演 in 金沢

昨日も暑かったですねsunもう夏ですね。
 
私は、連日の怒涛の200人外来でバテバテですが、昨日も休み返上で仕事でしたsweat01
 
昨日は、紫外線療法の講演のために金沢まで行ってきました。
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私の専門の一つであるエキシマライト紫外線療法のお話をしてきました。
 
いつもの学会講演と違って、既にエキシマランプ(エキシマライトを照射する機械)を所有しているユーザーの方を対象にしたセミナーです。
 
よって、かなりマニアックな話をしました。
 
こういった話をするときは、同じ機械を所有していることが前提です。 
 
エキシマランプは各社から販売されいますが、性能はピンキリですからね。 
 
でも性能の話は講演ではタブーですsmile
 
講演後の質疑応答では、白斑の治療に質問が集中しました。
 
白斑の三位一体療法と植皮術のコツを詳しく解説しました。
 
過去のブログ:白斑の三位一体療法
 
さらにエキシマレーザーXTRACshine(エックストラック)の話もちょこっとしました。
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正式発表前なので詳しくは述べられませんが、このレーザーの効果は凄いですhappy02
 
承認機で稼働しているのは、全国でもこのクリニックにだけですgood
 
紫外線療法はいよいよレーザーの時代ですねhappy02
 
このレーザーの効果については、9月に高知で開催される第71回 日本皮膚科学会西部支部学術大会で詳しく述べる予定です。 
 
(院長)
 
 

2019年5月16日 (木)

デュピクセントの在宅自己注射開始

昨日は休診日でしたが、いつも通り忙しい1日となりましたsweat01
 
午前中は、処置や特殊治療の予約診察と業者さんとの面談があり、午後からは取材撮影がありました。 
 
当院では、アトピー性皮膚炎の生物学的製剤デュピクセントの在宅自己注射(2週間に1回)を今月より開始しました。
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以前は、医療機関へ2週間毎に受診してもらわなければいけなかったのですが、
 
今月より自宅で自分で投与することができるようになりましたhappy02
 
糖尿病患者さんの自己注射のようなものですね。
 
これを既に始めているクリニックがほとんどなかったため、取材撮影となりました。
 
まずは、師長と二人で挨拶です。
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治療導入の判断や患者指導などを解説をしているところです。
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師長も、患者さんへのムンテラに関して詳しく述べてます。
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以前よりこのブログで述べているように、
 
当院では、中等症以上の成人アトピー性皮膚炎に対してプロアクティブ療法によるTARCコントロールを行っています。
 
しかし極わずかですが、コントロールが難しい方がおられますcrying
 
こういった重症shockの方に有効な薬剤がデュピクセントなのです。さらに安全性も高いhappy02
 
自分で注射? ちょっと恐そうですが・・shock 
 
補助具(マイデュピ)を使うと、誰でも簡単に皮下注射できますhappy02
 
従来の治療でコントロール不良の重症アトピーでもTARCコントロールが可能になったことは素晴らしいことですhappy01
 
(院長)
 
*来週のセミナーのご紹介
紫外線療法の細かなテクニックを解説します。
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2019年5月13日 (月)

にきび治療はいつまで続けるのか?

 
連休が終わって怒涛の外来が続き、
 
土曜日などは、午前中だけで240人の患者さんが来院されましたwobbly
 
私もくたくたwobblyでしたが、患者さんも待ち時間が長くて大変だったと思います。
 
今週は、もう少し落ち着いてくると思います。
 
下写真は、土曜日診療後に撮ったクリニックの玄関です。青紅葉がかなり茂ってきました。夏はもう直ぐですねhappy02
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ところで最近、しばらくざ瘡にきび)治療を中断されていた方が何人か再診されました。
 
大部分の方が萎縮性瘢痕(永久に残るにきび痕)をすでに起こしていましたcrying
 
にきびは3ヶ月放置すると、その8.2%は萎縮性瘢痕になります[1]
 
萎縮性瘢痕は完治が難しいのですshock
 
ただし、それ以上の被害を食い止めるためにも治療を再開継続することは非常に大切です。
 
にきびは慢性持続性の疾患です。中断すると再燃し、萎縮性瘢痕リスクが高まります。
 
できるかぎり継続して綺麗な状態を維持することをお勧めしますwink
 
継続は大変ですが、
 
にきび治療薬(特に過酸化ベンゾイル製剤)を塗り続けると、にきびだけでなくお肌そのものがどんどん綺麗になるという特典があります[2]
 
特に成人女性にきび患者さんにはお勧めですwink
 
どんな美容治療も敵わないと思うくらいですgood
 
にきび治療薬は、すごく素晴らしい美容液shineを使っているという感覚で塗りましょう。
 
もうやめる必要はありませんよねhappy02
 
 
(参考文献)
 
(1) Do TT et al: JAAD 2008; 58:603-608
(2) Dreno B et al: JDDG 2018; 24: 37-46.1185-94.
 
(院長)
 
萎縮性瘢痕のブログ:
 
にきび治療でお肌が綺麗になる話のブログ:

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