毎週土曜日の午後は、
完全予約制で特殊治療外来を行っています
一体何をやっているのですかと、知り合いや患者さんからもたまに聞かれますので、その全容を披露致しましょう
特殊治療外来は、次の
①〜④で構成されています(本文中の下線のある紫色の文字、たとえば
尋常性乾癬などは、関連記事とリンクするようになっています)。
①午後2時半から4時までは、光線療法とVビームを中心としたレーザーの外来です。
光線療法は、特殊な紫外線を使って皮膚病を治そうとする治療法です。下写真の
エキシマライト(VTRAC: ヴィトラック)を中心に行い、全身型&部分型
ナローバンドUVBを組み合わせて施術します。
この
VTRACは何がすごいかというと、上動画の方は1ショット10秒足らずで1500mJ/cm2照射されています。専門家ならこの凄さがわかりますよね。ダントツの高輝度です
当院が福井県で最初に導入しました。現在は、敦賀にもう一台導入されています。
尋常性乾癬、尋常性白斑、円形脱毛症、アトピー性皮膚炎などの患者さんが20〜30人ほど来られます。3つの診察室を使ってフル回転で作業します(私、走ってます
)。
Vビームを中心としたレーザー外来
Vビームの対象疾患は、
血管腫、酒さ、重症のにきび、瘢痕&ケロイド、美容など多岐にわたっています。
この治療は、疾患ごとに医師が必要性を判断して行っていますので、医師が必要ないと判断すれば希望されても行いません。
レーザーは、5名程度の治療を行います。昨日は、重症のにきび、血管腫、脊椎手術後の瘢痕ケロイド、大田母斑などを行いました。
紫外線療法以外の種々の治療、当然保険の利かない治療
(混合診療をさけるために施術は無料でおこなっています)が中心です
この外来も20〜30人ほど来られます。
③午後5時以降は、陥入爪&巻き爪治療外来
主に重症の
陥入爪の治療をこの日に行っています
新開発の陥入爪治療は、平日の外来でも随時受け付けています。中等症までの
陥入爪であれば2〜3分で施術完了です
下写真は、昨日施術した患者さんです。痛くて歩けないそうです
なかなか凄い
巻き爪でしょ
巻いているというより二つ折りになっています
写真の矢印
→の部分に孔をあけて
弾性ワイヤーを入れました。
爪先端より出来るだけ遠くに(近位に)ワイヤーを通す孔をあけることと、孔をあける方向を工夫してワイヤーが爪床に食い込まないようにすることが大切だと考えています。
ちなみに、この患者さんは
爪水虫もあるのですが、肝臓が悪くて内服がのめません。ですから外用のみで地道に治療していく予定です
この外来は、2、3名程度です。
④午後6時ごろ。新しく導入した治療を行う。
にきび跡のフラクショナルレーザー治療など新規導入した治療などを行っています。
この外来は若干名です。
以上が土曜日の午後診の内容です。通常の一般外来では手に負えない疾患を対象にしています。土曜日の午前中の一般外来は、平日の倍の患者さんが来られるので診療終了後はくたくたですね
(院長)
以上の外来は、完全予約制で行っています。出来るだけ多くの方に受けていただきたいので、目一杯に予約をとっています。ですので、
遅刻や無断キャンセルは厳禁です(治療前に説明済み)。待機されている方も多いので、無断キャンセルの場合は、その予約枠は次回になくなる可能性があります。
キャンセルされる場合は、事前にご連絡ください。