赤アザ治療
血液中に存在する赤血球のために赤く見える「アザ」を赤アザといい、医学用語では血管腫(けっかんしゅ)と呼ばれています。
代表的な赤アザは、生まれつき存在する平らな単純性血管腫と、生後まもなく生じ、1歳頃までに急激に大きくなり、その後徐々に小さくなるいちご状血管腫です。
(単純性血管腫、シネロン&キャンデラ社提供)
(いちご状血管腫、当院患者)
単純性血管腫の治療は、色素レーザーが唯一の治療ですが、いちご状血管腫はほとんどが10歳までに消退していくためwait and see policy(無治療)が一般的でした。
しかし、全てのいちご状血管腫が跡形もなく綺麗に無くなるわけではありません。教科書的には4割程度が、消えたあとも瘢痕や毛細血管拡張症を残すとされています
色素レーザーの中でも最新バージョンのVビームパーフェクタの場合、早ければ半年以内に消えてしまうケースもあります
上写真の患者さんですが、治療経過は以下のようになりました。
治療前
2回治療後
3回治療後(治療開始より約半年後)
局面型のいちご状血管腫であれば、3回程度の照射でかなり改善します。治療効果の乏しい腫瘤型でも、発症早期ならば増殖を抑え消退させることも可能です。
また当院では、赤アザだけでなく、青アザや茶アザなどの治療相談もしております。
左のピンク色のがVビームパーフェクタ、右の緑色のが青アザやシミ治療用のアレックス2です。
(院長)