カテゴリ「下肢静脈瘤」の4件の記事 Feed

2011年4月20日 (水)

手術とカンファレンス

本日は、水曜日恒例の日赤hospitalでの静脈瘤の手術とカンファレンスですhappy01
本日の患者さんは、下腿の静脈瘤性潰瘍の方です。潰瘍は保存的に改善しましたが、再発予防のために手術を行いました。
(下写真:↑静脈瘤、↓潰瘍のあったところ)
Img_0942

中川先生(福井日赤皮膚科代表)が、後輩を指導しながらエコー検査をしています。様になっていますねhappy01 これからの皮膚科医には、エコー検査は必須ですねhappy01 当院でも静脈瘤や皮下腫瘍などに多用していますgood
Img_0941
以前他院での手術歴があり、かなりの癒着がありましたcoldsweats01 手術は少し時間がかかってしまいましたが、難なく終了。今後は、外来で残った静脈瘤に対して硬化術を行う予定です。

術後は、これも恒例のカンファレンスを行い、難治症例の診断と治療についてみんなで話し合いましたshine 今日も充実した1日でしたhappy01
(院長)


2011年1月19日 (水)

下肢静脈瘤治療 in Fukui Red Cross hospital

本日も毎週恒例の手術と症例カンファレンスでした。
またまた恒例の下肢静脈瘤手術です。中川先生(福井赤十字病院皮膚科代表、写真右)とのコンビもかれこれ4年になりますね。今後ともよろしくお願いいたしますhappy01
Img_5229_2

手術のみで静脈瘤がほとんど消失する患者さんも多いのですが、今回はかなり重症shockで硬化術(注射で治す方法)の併用が要りそうですね。この重症の下肢静脈瘤がどのくらい綺麗になるかを、今後ブログで紹介したいと思います(本人の許可が得られればですが)happy01

福井赤十字病院の静脈瘤治療についての谷岡先生(現京都大学皮膚科講師)の論文が、『皮膚の科学』という医学雑誌に載りましたscissors 
Img_5236_2

Img_5240_2

(院長)

*最近皮膚科学会は、分枝静脈瘤以下の小さな静脈瘤を皮膚科が担当し、大伏在型の大きなのは手放す(心臓血管外科にお願いする)ような方針ですcoldsweats02 しかし実は、前者の治療の方がはるかに難しいんですねcoldsweats01 どう難しいはいずれブログで説明します。

2011年1月12日 (水)

手術とカンファレンス

毎週水曜日は、福井赤十字病院での手術および症例カンファレンスの日です。

本日の手術は、下肢静脈瘤の再発例でした。再発といっても、10年前に私と師である立花先生(現滋賀医大准教授)とで行った患者さんです。再発の原因は、大伏在静脈の再開通でした。当時より技術は進歩しており、再開通しないように工夫secretを施しましたsmile 同じ患者さんで10年後に、今度は私が教える立場になっているのは何か感慨深いものですねconfident
Img_0051
手術は、癒着がありましたがすんなり終了。これで静脈瘤と足のだるさはなくなるでしょうgood

術後は、恒例の症例カンファレンスを行いましたhappy01 みんな真剣に難治な患者さんの診断や治療方針について議論を交わしています。ここでの議論から新知見が生まれ、学会発表や論文投稿につながることも少なくありません。
Img_0662

(院長)

2010年10月27日 (水)

静脈瘤を治そう! 〜手術編〜

毎週水曜日は、福井赤十字病院での手術と症例カンファレンスの日です。

本日は、下肢静脈瘤の手術(高位結紮術)を行いました。簡単な手術ですが、術直後から静脈瘤が劇的に改善するため、なかなか興味深い手術です。
Img_0052

下の写真は、小伏在静脈(悪い血管)を特殊なフックでつり上げたところです。このフックは特注で、1cm程度の切開で、血管を瞬時に引き上げることができます。形から、はてな(?)フックと呼んでいます。マル秘アイテムですshinesmile
Img_0055_2

この悪い血管(小伏在静脈)を結紮切離(結んで切断)して皮膚を縫合して終りです。10分程度で終了しましたgood このまま帰宅していただいて、1週間後に抜糸です。これで終了となる場合もありますが、さらに注射(硬化術)を追加する場合もあります。

1カ月後は下の写真のようになっている予定です(これは別の患者さんの写真)happy01
Photo_2
(左が治療前、右が治療後)

静脈瘤は、以上のように局所麻酔で簡単に治療できます。

以下の症状のある方は一度受診してください。治療が必要かどうか簡単にエコーで診断できます。

①よくこむら返りを起こす。足がむくむ、だるい。
②脛やふくらはぎに、変な湿疹がでてきた。
③足の血管がぼこぼこしてきた。

静脈瘤治療は、私のライフワークの1つです。硬化療法や高位結紮術からストリッピングまでこなします。手術経験数は、もうすぐ600件に届きつつあります。おそらくは、福井県でもっとも静脈瘤を治療している一人ではないかと思います。静脈瘤でお困りの方、心配な方は、一度当院を受診してみてくださいhappy01
(院長)

ちなみにこちらもよろしくお願いいたしますm(_ _)m
Photo_2

カテゴリ

カウンター

  • アクセスカウンター