カテゴリ「ニキビ(にきび)痕」の20件の記事 Feed

2017年11月16日 (木)

金沢でにきび治療の講演

昨日は、金沢市医師会主催の学術研修会でにきび治療の講演をしてきました。
 
題は、「新ガイドラインに基づいた急性炎症期の痤瘡治療戦略」です。
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急性炎症期とは、要するに赤く腫れたにきびの時期です。発症から約3ヶ月ほどです。
 
この時期ににきびを放置すると、その8.2%は治らないにきび跡(ざ瘡瘢痕)になるという報告があります[1]shock
 
よってこの時期には、出来るだけ早くにきびを治してざ瘡瘢痕を残さないようにすることが大切です。
  
今年改訂された新ガイドラインに沿って、当院の急性炎症期のざ瘡治療戦略をお話ししましたhappy01 
 
これで今年は、あと1つの講演を残すのみとなりました。ラストスパートで頑張りますgood
 
 
(参考文献)
[1] Do TT et al:JAAD,58,603-608 (2008)
 
(院長)
 
 

2017年10月10日 (火)

ざ瘡瘢痕(ニキビ痕)対策にエピデュオ

最近のニキビ治療の話題は、エピデュオによるざ瘡瘢痕形成リスクの減少です。
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要するにエピデュオは、ざ瘡瘢痕というニキビ痕(あと)を予防できるという話題ですhappy02
 
ざ瘡瘢痕とは、治療困難なニキビ痕(下写真)のことです。大きさで2つに分類することができます。
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ざ瘡瘢痕を治す確実な方法はありません。なってしまったらほぼ治せないと考えた方が良いでしょうcrying
 
ですから、予防が非常に大切なんです
 
その予防効果において、唯一エビデンスがあるのがエピデュオです[1] 
 
まだ赤いニキビ痕PIE(post-inflammatory erythema)の段階であれば、エピデュオを使えばかなりの確率でニキビ痕を改善できます。
 
 
ニキビは、3ヶ月放置するとその8.2%治せないニキビ痕になるという報告があります[2] 
 
ニキビは、放置せずにできるだけ早期に医療機関を受診しましょうwink
 
(参考文献)
1)Dreno B, et al. JEADV. 31(4),737(2017)
2)Do TT et al:JAAD,58,603-608 (2008)
 
(院長)
 
 
*ざ瘡瘢痕予防効果としては、デュアックとディフェリンの併用療法(下写真)を過去に紹介しています。しかし、エピデュオの方がPIE治療に関しては効果が上です。有効成分はほぼ同じなのに不思議です。
 
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*来年1月にエピデュオ発売1周年記念講演会があり登壇する予定です。エピデュオの効果的な使用方法やざ瘡瘢痕形成抑制について詳しく述べる予定です。
 

2017年9月30日 (土)

セタフィル(にきび肌用洗顔フォーム)販売再開

当院で非常に人気の高かったにきび肌用洗顔フォームセタフィルの販売を再開しますhappy02
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ガルデルマ営業部門の日本からの撤退によって、国内販売が中止されてしまいましたcrying
 
しかし販売再開の要望が強く、八方手を尽くした結果、漸く入手することができましたhappy02
 
今までと異なるところは、海外製品のため全て英語で記載されています。また、お試しサイズ(これは日本だけ)が無くなったことです。
 
価格は、税込2800円(上写真サイズ)になります。
 
初めて使用される方は、職員が使用方法を説明いたします。
 
(院長)
 

2017年9月11日 (月)

セタフィル(にきび用洗顔フォーム)近日販売再開予定

セタフィルは、にきび用洗顔フォームとして当院ではとても人気の高い製品でした。

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ところが、ガルデルマ社営業部門の日本からの撤退に引き続いて販売中止となってしまいましたcrying
 
にきびを専門にしている先生方の中でも、残念がっていた方が多かったです。
 
しかし販売再開の要望が強く、八方手を尽くした結果、漸く目処がつきそうですhappy02
 
販売日程が決まり次第、このブログで発表しますねwink
 
(院長)
 

2017年7月31日 (月)

第35回 日本美容皮膚科学会で講演

先週末は、グランフロント大阪で開催された第35回日本美容皮膚科学会に出席してきました。
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私は、日曜日の朝一に講演がありました。
 
『デュアックを中心に考えるざ瘡治療戦略』という題で急性炎症期ざ瘡(にきび)治療について講演をしました。
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にきび痕を残さないために如何に急性炎症期の治療を行うか、当院の治療戦略を述べてきましたhappy01
 
ざ瘡瘢痕(いわゆるあばた)になってしまっては治療が大変難しいのですweepにきび痕は予防が大切なんですconfident
 
因みに、講演後に何人かの方にVビーム(ダイレーザー)にきびに対する効果を聞かれましたが、少し誤解があるようです。
 
VビームPostinflammatory erythema(PIE, 赤いニキビ痕)に効果を発揮するのであって、照射するのは維持期です。
 
急性炎症期は効果が無いとは言いませんが、私はあまり当てません。むしろジェントルレーズ(ロングパルスアレキサンドライトレーザー)の方が効くんじゃないでしょうか?
 
でもやっぱり急性炎症期は、ガイドラインに沿ってしっかりと薬物療法を行うべきです。
 
ちょっと専門的すぎましたねwink
  
 
懇親会は、世界的なオペラ歌手中丸三千絵(なかまるみちえ)さんの素晴らしい歌声からはじまりました。
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この前の日本皮膚悪性腫瘍学会日本皮膚外科学会に比べるとこの学会は華やかですねhappy01
 
学会終了後は、美容皮膚科レーザー指導専門医研修会を2時間みっちり受けてきました。
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いや〜、疲れましたwobbly
 
これで、2ヶ月間続いた出張ラッシュ第2弾が終了しました。
 
8月の週末は、ダイビングでもしてゆっくり過ごしたいですねwink
  
(院長)
 
  

2017年6月 8日 (木)

にきび治療の講演

来月にある二つの講演のパンフレットが出来上がってきましたhappy02
 
一つ目は、第35回日本美容皮膚科学会総会での講演です。
 
デュアックは、急性炎症期に最も使いやすく、効果の高い薬剤です。特に、お肌の弱い二十歳以上の女性にはこれですgood使い方にはコツがあります。そのコツを詳しく紹介しますwink
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二つ目は、新宿で医師や看護師などの医療関係者向けのにきび治療セミナーを行います。
 
にきびの新薬が続々と発売され医師の間にも混乱がみられます。患者さんに、どのように安全かつ効果的にそれらの薬剤を使用すればよいのか? 当院の治療方針や具体的な患者指導を解説しますhappy01
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多くの方が、参加してくれるといいなぁhappy01
 
以上の講演による当院の休診はありません。
 
(院長)
 

2016年9月16日 (金)

瘢痕予防のためのざ瘡(にきび)治療

前回のブログで、にきび治療の最大の目的は瘢痕(はんこん:治療困難なにきび跡)の予防であると述べましたhappy01
 
今回は、下写真の患者さんを例に、当院のにきび治療について具体的に述べたいと思いますhappy01
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  (治療前)            (治療半年後)
 
⑴ 急性炎症期 その1(治療開始から1ヶ月まで)
この患者さんは、最重症のにきびです。このままでは、酷い瘢痕を残しそうですshock
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この時期の治療で最も大切なことは、できるだけ早く炎症性ざ瘡(赤く腫れたにきび)を治すことです。ぐずぐずしていると瘢痕が発生してしまいますshock 
 
急性炎症期に使用して最も速攻性があるのは、デュアックという薬剤ですgood

 

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国内第Ⅲ相比較試験で、塗布2週間で62.5%、12週間で88%炎症性ざ瘡が減少したと報告されています。最速ですdash
 
この患者さんも、抗生剤内服とデュアック外用後2〜3週間で、急速に炎症がおさまってきました(下写真)。
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⑵ 急性炎症期 その2(治療1〜3ヶ月)
この時期からすでに、維持療法に向けてディフェリンを開始します。
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ディフェリンは、にきびの元である面ぽうの改善と、この時期から気になり始める赤いにきび跡であるPost inflammtory erythema(PIE)の改善に最もすぐれた薬剤です
 
 
下写真は治療2.5ヶ月後のものですが、デュアックとディフェリンの併用療法の効果は絶大sign03で、新生のにきびは急速に減少してきました。
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⑶ 維持期
治療3〜4ヶ月もすると新しいにきびはほとんど出なくなってきます。
 
耐性菌の問題を考慮し、そろそろデュアックを中止してディフェリンのみによる維持療法(良い状態を維持させる治療)の開始です。
 
治療5ヶ月目(下写真)でもまだ赤いにきび跡(PIE)が残っていますね。これを治すためにもディフェリンを塗り続けましょうhappy02PIEの放置は、瘢痕につながりますからshock
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この患者さんには、PIEを早く消退させるためにVビームというダイレーザーshineを照射しました。
 
Vビームは、この時期のPIEに最も効果があります。
 
写真はレーザー2回照射後です。かなりPIEが取れましたねwink何とか、瘢痕肌は免れましたhappy02
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Vビームのにきび跡治療の過去のブログ:にきび跡治療のあれこれ
 
この患者さんは、さらにきれいな肌を目指して初診から半年以上経過した現在も治療を継続(維持療法)されています。
 
以上のように、にきび治療は長期にかかるものです。その結果が肌にでます。
 
瘢痕で将来悩まないように、長期に計画的に治療しましょうsign01
 
(注1)以上は、中等症以上のにきびに対する当院の標準的な治療です。ただし、全てのにきび患者さんに当てはまるものではありません。
 
(追加)
当患者さんの最近の写真です(9月中旬)
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(院長)
 
*写真掲載を快く承諾いただいた患者様に感謝いたします。
*レーザー治療は真面目に維持療法を続けらて、かつPIEの状態であると判断した方にのみ行っています。懇意で行っている治療ですので、患者さんの希望で行うことはありません。
 

2016年9月14日 (水)

ざ瘡(にきび)治療の目的

にきび治療の最大の目的は、瘢痕(はんこん)を残さずにきれいに治すということです。
 
瘢痕とは、下写真のようなにきび跡のことです。瘢痕を確実に治す方法は、現在のところありません。ですから予防が大切ですsign01(以下に説明)
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写真の枠Bのような重症の瘢痕になる方は少ないですが、枠A(下写真)のような小さな瘢痕(ミニスカー)は日常的にみられます。
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発症から3ヶ月で、にきびの10%程度が瘢痕(治らないにきび跡)を起こしているという報告がありますshock
 
さらに最近の報告によると、にきびの外来患者さんの90.8%が既にミニスカーを持っているということですcoldsweats02
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にきびが少し良くなるとしばらく受診せず、悪化してから受診される方が結構おられますが、そういった方々は年々瘢痕が増えていますshockshock
 
一度にきびが治っても、瘢痕予防のために良い状態を維持する必要があります。これを維持療法といい、新しいガイドラインでもこれを強く推奨しています。
 
にきびは慢性炎症性疾患であり、繰り返し出現してきますが、後に瘢痕で悩まないように根気良く治療を継続する必要がありますhappy01
 
(院長)
 
*にきび跡には、まだ炎症が燻っている赤いにきび跡(post-inflammatory  erythema)と、前述した瘢痕はがあります。前者は根気良い維持療法やダイレーザーなどで治療可能ですが、後者の治療はかなり難しい。現在のところは、完治はほぼ不可能と考えてよいでしょう。
 
 

2016年8月31日 (水)

新時代のざ瘡(ニキビ)治療戦略

8月は、ダイビングのために講演等のお仕事はお休みなんですが、9月からはぼちぼちと予定が入ってきていますcoldsweats01
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 (越前海岸 2016年8月21日)
夏もそろそろ終わりで寂しいかぎりですweep
 
本日、10月にある中部支部学術大会の講演ポスターが出来上がってきました。
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今年、ざ瘡治療のガイドラインが改訂されました。大きな改良点は、治療を急性炎症期(治療開始3ヶ月まで)維持期に分けたことです。
 
この急性炎症期で、現在のところ最も即効性があると考えられているのがデュアック(過酸化ベンゾイル+クリンダマイシン)という薬剤ですgood
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この薬剤を使って速やかににきびを改善させ、如何に維持期につなげるかが医師の腕の見せ所です。
 
そのテクニックと、副作用回避方法などについて論じたいと考えています。
 
ガイドラインを尊守して治療することは、かなりの知識とテクニックが必要です。
 
ちなみに、新ガイドラインのアルゴリズムはこちらです。すごいでしょcoldsweats01
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(BPO:過酸化ベンゾイル、CLDM:クリンダマイシン)
  
昔のように抗生物質だけを使用していた方が楽なのですが、我々専門医は、将来の耐性菌の問題を見据えて、できる限り抗生物質の使用量を減らす努力が必要です。
 
(院長)
 
9月の土曜日午前診の応援医師を以下のように訂正します。
 
9月 3日 八木医師要石医師
9月10日 応援なし
9月17日 要石医師八木医師
9月24日 藤田医師
 
 
皮膚科専門医は、ガイドラインを尊守してアダパレン(商品名ディフェリン)やBPO(商品名デュアック、ベピオ)を積極的に使用していますが、にきびに抗生物質の内服外用を単剤使用しているのはほとんどが他科医であり、その量は皮膚科医の10倍以上というデータがあります。今後は、ガイドラインを一般医にまで浸透させる必要がありますね。
 
 

2015年9月14日 (月)

B-POTフォーラム

昨日は、東京で開催されたB-POTフォーラムに出席してきました。
 
この会は、全国からニキビ治療の専門家が20人程度集まり、講演と討論を通じて最新のニキビ治療の情報を共有する場です。
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出席メンバーを見ても、ニキビ治療では有名な方ばかりで、ディスカッションの内容もかなり高度なものでした。
 
今のところ内容は非公開ですが、会のメンバーを通じて学会等で全国に広められて行くものと思われます。
 
帰りはいつもの北陸新幹線に乗って帰って来ました。早く福井まで開通してほしいものです。
 
(院長)
 
 

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