カテゴリ「アトピー性皮膚炎」の48件の記事 Feed

2021年11月16日 (火)

小児アトピー性皮膚炎の重症化予防

先週水曜日は、
 
北海道アトピー性皮膚炎(以下アトピー)の講演でした。
 
今回も福井からの配信です。北海道行きたかったなぁ〜crying
 
写真は、講演前の打ち合わせです。楽しいそうでしょsmile
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今週水曜日もアトピーの講演が西日本であります。
 
講演が、年内あと4つです。ラストスパート頑張りますgood
 
 
ところで今回は、
 
小児アトピーの重症化予防についてお話をしましょう。
 
当院には、小児アトピーの患者さんが大勢通院されています。
 
初診時かなり重症の患者さんも少なくありませんcrying
 
そのほとんどは、無計画な治療による重症化ですwobbly
 
アトピーは良くなったり、悪くなったりするため、
 
どうしても悪い時だけ塗る治療になりがちです。
 
しかし、
 
アトピーは、乳幼児では食物アレルギーを引き起こし、
 
その後に続く喘息などのアトピーマーチの源流になり、
 
学童期では学業及び心身の発達にも影響し、
 
成人になると就労困難などの社会的な不利益にもつながる疾患ですwobbly
 
もう、その人の人生における損失は凄まじいshockshock
 
だからこそ、小児のうちに計画的に治療を開始し、
 
塗り方、塗る量、塗る頻度、通院間隔等を守って
 
重症化を予防し、
 
完全寛解からアウトグロー(治った状態)へ導きましょうhappy02
 
001
 
(院長)
 
*完全寛解:ステロイドなどの外用なしで、皮疹が全くない状態を維持していること。
 

2021年10月19日 (火)

アトピー性皮膚炎の講演 in 岡山

先週の水曜日もアトピー性皮膚炎の講演をしましたhappy01
 
今回は、岡山です。
 
といっても、WEB講演で福井からの配信ですが・・coldsweats01
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下図は、アトピー性皮膚炎治療薬の変遷のスライドです。
 
この中でも、ステロイド外用剤は未だに主力の治療薬で、
 
半世紀以上も使用され、その安全性と有効性は確立しています。
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最近では、ステロイド外用剤による
 
プロアクティブ療法(下図)が開発され、多くの患者さんが
 
寛解(Remission)維持を目指せるようになってきましたhappy02
Dup001
   
寛解維持:薬を使って症状が無い状態が維持されていること
完全寛解:薬無しで症状が無い状態が維持されていること
 
しかしそれでも、完全寛解となると
 
長期の厳しい管理(tight control)が必要です。
 
これがなかなか大変なんです。
 
小児は、母親がしっかり管理してくれるので、
 
寛解維持はほぼできますgood
 
完全寛解もかなりの確率で可能です。
 
しかし、大人では・・coldsweats01
 
そしていよいよ、2018年にデュピクセントが上市され、
 
この完全寛解を容易に目指せる時代が到来してきました。
 
この薬剤は決して重症アトピーだけの治療薬ではありません。
 
例えば、中等症でも完全寛解に至らない方、
 
長年のアトピーで荒れた肌を美しくしたい方なども
 
適応条件(EASI 16以上など)が合えば治療可能です。
 
デュピクセントは、
 
プロアクティブ療法を補完する薬剤なのです。
 
デュピクセントで究極のプロアクティブ療法を目指し、
 
アトピー完全寛解を目指しましょうhappy02
 
(院長)
 

2021年9月26日 (日)

アトピー性皮膚炎治療の講演 in 新潟

先日の水曜日は、新潟の皮膚科の先生方を対象に
 
アトピー性皮膚炎(以下アトピー)WEB講演を行いました。
 
今回も師長とコラボですhappy01
001
  
私の講演では、
 
プロアクティブ療法デュピクセント治療を中心に、
 
中等症以上のアトピーの治療戦略をお話しましたwink
 
そして師長は、デュピクセント導入時
 
看護サイドの役割を具体的に解説しました。
 
これがかなり好評だったようですhappy01
 
次回は、10/6に滋賀県で開催予定です。もちろんWEBです。
 
当院では、プロアクティブ療法アトピー治療の中心に置いています。
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小児は、ほぼ全例プロアクティブ療法です。
 
外用頻度や外用量などを長期間厳しく管理されるため、
 
結構大変です。
 
でも小児の場合は、
 
母親がしっかり管理してくれるのでまずうまくいきますgood
 
しかし大人の場合は、その管理がかなり難しいshock
 
そもそも、IgEやTARCが1万以上の拗れている方が多く、
 
さらに長期間定期的に通院できる方も少ないcrying
 
中等症以上の大人のアトピーで、
 
プロアクティブ療法がうまく導入できている方は半分程度でしょうかcrying
 
しかし、デュピクセントを併用すると、
 
その長期の難しい管理を、
 
短期で容易なものにしてくれますhappy02
 
塗り薬が必要ない、綺麗なツルツルの肌(完全寛解)になればこの治療は終了です。
 
素晴らしい薬剤ですが、
 
導入のノウハウがわからず躊躇している医療機関が結構多いらしい。
 
そういった医療機関のために、しばらく講演が続きます。
 
 
(院長)
 
10月の土曜日午前診の応援医師は10月2日のみです。
 
10月 2日 登谷医師(女性医師)
 

2021年9月17日 (金)

アトピー性皮膚炎の講演ラッシュ!

来週から年末まで講演がずーと続くため、
 
休日は、その準備で1日中書斎に篭っていますdespair 
 
考えが行き詰まったら近くの足羽川まで散歩ですhappy01
 
先日の水曜日は、
 
晴天でしたが風があって気持ちよかったですねhappy02
 
秋の匂いがしましたmaple
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さて来週9/22は、新潟でアトピー性皮膚炎の講演があります。
 
その後、10/6滋賀、10/13岡山、10/27西日本、
 
11/10北海道、11/17西日本(2度目)と講演が続きますcoldsweats02
 
ただし、全てWEB講演ですけどねcoldsweats01
 
講演では、プロアクティブ療法デュピクセントなど、
 
最新のアトピー性皮膚炎治療について述べていきたいと思います。
 
特にデュピクセントの絶大な効果をメインにお話ししますwink
 
これで寛解できないアトピーはほとんど無くなりました。
 
そして、中止後も長期に寛解維持ができ、
 
副作用もほとんどない。
 
ここが、他の薬剤との決定的な違いです。
 
ただし、この薬剤単独で治療を開始するとうまくいきません。
 
必ず外用療法の併用が必要です。
 
特にプロアクティブ療法との併用がお勧めです。
 
それぞれ単独よりはるかに寛解率が高いgood
 
講演では、開業医ならではの治療の工夫やコツをお話しできたらと思っています。
 
(院長)
 
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2021年7月17日 (土)

アトピー治療のプロアクティブ療法で大切なところ

当院のアトピー性皮膚炎(以下アトピー)治療は、
 
プロアクティブ療法を中心に行っています。
 
この治療法は、今のところ、
 
外用療法単独で完全寛解(ほぼ治癒した状態)
 
導ける唯一の方法だと思っています。
 
下図の様に、外用(ピンク)をしっかり塗って(step1,2)、
 
remission(寛解;皮疹がない状態)を得て、
 
外用頻度を徐々に減らしていく(漸減;step3)方法です[1]
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特に大切なのが、寛解導入・維持(Step 1,2)です。
 
この時期に、しっかり外用して
 
皮疹がほとんどない状態にする必要がありますhappy02
 
ここをいい加減にすると治療が全く進みませんwobbly
  
この時期は、外用剤のレベル、量、頻度、塗布部位
 
かなり正確にまもってもらう必要があります。
 
特に小児は、1日の塗布量を秤(はかり)で計ってもらっているくらいですから。
 
それぐらい厳密な治療なのです(tight control)wink
 
昨日も、完全寛解に達し治療終了となった方が何人かおられましたgood
 
その一歩手前の1〜2週間に1回外用で
 
アトピー症状なしという患者さんも大勢いますhappy02
 
特に子供は、母親がしっかり管理してくれているので、概ねうまくいきます。
 
ただ、かなりルーズで
 
step1を何度もやり直しになる方もいますけどねcrying
 
とにかく、プロアクティブ療法は最初が肝心なのです。
 
(参考文献)
[1] Kataoka Y:Dermatology Today 2021; 41:4-11
   
(院長)
 

2021年7月 9日 (金)

アトピー性皮膚炎の全国WEB講演

一昨日は、アトピー性皮膚炎(以下アトピー)
 
全国WEBライブセミナーを行いました。
 
福井のパレスホテルから全国に配信されました。
 
平日の日中にもかかわらず、
 
2400人もの医療従事者が視聴されたそうですhappy02凄いcoldsweats02
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私の講演は、いつも越前海岸の写真から始まりますsmile
 
もう、1000本以上もダイビングで潜った海ですwink
Dup001
 
バイオテクノロジーの進歩により、
 
重症アトピーでも、
 
"長期寛解維持”が、当たり前になる時代が到来しました。
 
寛解とは、皮疹が全くない状態ですhappy02
 
副作用もほとんどない。
 
より安全に、より効果的に治療できる時代が来ていますhappy02
 
全ての中等症以上のアトピー患者さんに
 
バイオを導入したいくらいなんですが、
 
金銭的なことを含めた導入のための説明(IC)がかなり大変ですsweat01
 
よって、患者さんに的確に説明するための冊子を作りましたhappy02
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師長は、この冊子の具体的な使い方を解説をしました。

この冊子は、医師用というより、
 
メディカルスタッフがICすることを想定して作られています。
 
患者さんがやる気になるためには、スタッフの協力が大変重要なのですwink
 
以上、今回のWEB講演は盛況のうちに終了しましたhappy02
 
反響はかなり大きかった様ですgood
 
これにて上半期の講演は全て終了です。 
 
これからはダイビングシーズンに入るため、当分講演はありませんsmile
 
(院長)
 

1

2021年5月16日 (日)

アトピー性皮膚炎の講演 in 大阪

昨日も、アトピー性皮膚炎のWeb講演を行いました。
 
先週水曜日は北陸3県の医師が対象でしたが、
 
今回は大阪の医師向けの講演です。
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土曜日の講演は、外来診療が終わるかどうかでいつもヒヤヒヤしますsweat01
 
先週土曜日の患者数が290人を超えていたので、
 
特に昨日は、講演に間に合うかどうかが心配でしたcoldsweats01
 
幸い先週より患者数が少なく、12時半過ぎに終了しましたhappy02
 
それでも200人オーバーでしたが・・coldsweats01
 
講演はというと、ハプニング多過ぎでかなり酷かったですねshock
 
もうちょっとしっかりして欲してほしかったなぁ・・weep
 
まあ愚痴はこの位にして、
 
7月に同じ内容のWeb全国講演を行うので
 
そこでリベンジしたいと思いますgood
 
座長をしていただいた戸田先生は、元京大講師の大先輩です。
 
戸田先生が、アトピー治療バイオの時代が到来し、
 
従来とは次元の違うレベルになっていくだろうと感想を述べられていました。
 
さらに将来、もっと早期からデュピクセントを使用できれば、
 
アトピー患者さんの病状を含めた
 
人生そのものが大きく変わる可能性があると、
 
そんな風な話もされていました。
 
まさにそこなんですよねwink
 
また、一緒に講演をされた北野病院部長の吉川先生の詳細な臨床データも大変勉強になりました。
 
講演は、するのも勉強ですが、間近で聴くのも大変勉強になります。
 
ただボーと聴講しているのとは集中力が段違いですからねwink
 
連休明けからの怒涛の外来と講演の連続ですごく疲れましたwobbly
 
でもこれから7月までこんな生活が続きそうですcrying
 
早くダイビングシーズンが来ないかなぁfishsmile
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*上写真の赤いBCジャケットは私です。ギンガメアジに囲まれて楽しそうでしょhappy02
 
(院長)
 

2021年5月14日 (金)

アトピー性皮膚炎の講演 in 北陸

一昨日は、北陸アトピー性皮膚炎治療研究会で講演をしました。
 
北陸3県の開業医さん向けの講演です。
 
そして今回もWeb講演です。さらに師長とコラボです。
 
写真楽しそうですねsmile
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講演の中では、
 
アトピー性皮膚炎治療で中心となるプロアクティブ療法
 
今話題の生物学的製剤デュピクセント治療のお話をしました。
 
Web講演は、講演後のディスカッションがあまり盛り上がらないのですが、
 
今回は、活発な意見交換ができて楽しかったですhappy02
 
デュピクセントは、本当に素晴らしい薬です。
 
抜群の効果にも拘らず、大した副作用がない。
 
さらに止めた後のリバウンドもほとんどない。
 
理想的です。
 
今週末の大阪の講演でも同様のお話しをする予定です。
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(院長)
 
*白崎医院院長 白崎先生、座長ありがとうございました。
 

2021年3月10日 (水)

デュピクセントと重症円形脱毛症

cherryblossomになり、徐々に暖かくなってきたので、
 
クリニックのトーマスマックナイトの絵を掛け替えましたhappy02
 
この絵を眺めていると、春の暖かい風が絵から吹き込んでくるようで気持ちが良くなりますhappy01
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新型コロナも、春になり減少してきましたhappy01
 
1月からこっそりPCR検査の感度を下げたcoldsweats02お陰ですかねsmile
 
私としては、Ct値をもう少し弄(いじ)って、
 
さらに感度を下げて欲しいところですが、
 
暖かくなればこのまま終息するでしょうhappy02
 
早く普通の生活に戻りたいですcoldsweats01
 
 
では本題のアトピー性皮膚炎治療薬デュピクセントについてのお話です。
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現在当院のデュピクセント投与患者さんは、70人になりました。
 
既に予約が10人近くあり、夏頃には100人を超えるでしょう(*)
 
どの方も重症のアトピー患者さんばかりですが、
 
全員が劇的に改善して肌が美しくなりshine
 
内服や外用剤の使用はほとんど必要なくなりましたhappy02
 
私の皮膚科医人生で、アトピーにこんなに安全でよく効く薬は初めてですhappy01
 
さらにこの薬の非常に優れた点は、
 
治療後のリバウンドがほとんどないことです。
 
それどころか、1年も使用すると、ほぼ治った状態となり、
 
使用中止後も良い状態が長期に持続(長期寛解)します。
 
この薬剤は高額なんですが、
 
長年アトピーで悩んでいる方は、自分への投資と考えて、
 
1年でもよいのでデュピクセント治療をお勧めします。
 
多分、人生かわりますよhappy02
 
さらに最近、このデュピクセント
 
円形脱毛症にも効果があることが分かってきました。
 
当院でも、たまたま重症アトピー円形脱毛症を合併している患者さんに投与したところ、
 
重症の脱毛症だったんですが、全員劇的に改善しました。
 
円形脱毛症には保険適用はありませんが、
 
アトピーが使用基準を満たしている方は、試してみる価値は十分にありそうですねwink
 
(院長)
 
(*)この治療の導入には、十分な説明と使用法の解説が必要で、予約制で個別に時間をとって行っています。治療開始後も、完全な予約制で待ち時間はありません。
ただし、導入には保険で決められたルールがありますので、アトピーなら誰ても投与できるわけではありません。
 
 

2021年2月 5日 (金)

ザラザラ肌は単なる乾燥肌ではない!

乾燥には保湿が大切と思い、痒がるザラザラ肌(下写真)に
 
一生懸命保湿剤を塗るけれど、どんどん痒みが悪化するcoldsweats02
 
こんな訴えの小児の患者さんが結構来られます。
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鳥肌様にブツブツして、触れるとザラザラしています。
  
それは、単なる乾燥肌ではなくて、既にアトピー性皮膚かもしれませんshock
 
小児の肌は、本来はスベスベです。乾燥すればカサカサです。
 
しかし、ザラザラではありません。そして痒がる。
 
そんな肌に保湿だけしてもどんどん悪化するでしょうshock
 
ここには、アトピーの炎症細胞が無数に浸潤しています。
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大人のアトピーの肌質は、まさにこの状態の延長なのです。
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痒がる子供のザラザラ肌は、
 
アトピー性皮膚炎のはじまりです。
 
保湿のみで放置せず、治療しましょうwink
 
(院長)
 

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