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2024年4月

2024年4月22日 (月)

ベピオローション最適使用法の講演

先日の木曜日(4/18)は、
 
三重県でニキビ治療
 
WEBライブセミナー(皮膚科専門医向け)を行いました。
 
今年2月から全国に配布している
 
ベピオローション治療ガイドブックの解説をしました。
 
ガイドブックかっこいいでしょwink
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ベピオローションは、のびが良くて塗り易く
 
副作用が少ないhappy02
 
しかし、使用方法を誤ると、
 
効果が落ちたり、
 
予期せぬ副作用に見舞われたりしますwobbly
 
その欠点を補い、かつ定量的に治療するために、
 
最適な使用法を開発しましたgood

Bpolo2001

上の図は、ガイドブックの一ページですが、
 
その方法を解説しているところです。
 
講演では、このガイドブックを使って、
 
実臨床での具体的な使い方を説明しました。
 
今後この最適使用法を広めるために、
 
今年の日本美容皮膚科学会を含め、
 
各地で同様の講演をする予定ですsmile
 
(院長)
 

2024年4月14日 (日)

小児アトピー性皮膚炎治療のWEBセミナー

先日の水曜日(4/10)は、
 
小児アトピー性皮膚炎(以下アトピー)治療
 
WEBライブセミナー(専門医向け)を行いました。
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北陸を中心とした地方講演で、
 
20〜30人くらいの小規模なセミナーの予定でしたが、
 
聴講希望者が多く、
 
100人以上になっていたようですhappy02
 
小児アトピーの9割以上は、
 
プロアクティブ療法で寛解にできますgood
 
外用の強さ、1日の外用量、外用頻度などを決め、
 
皮疹を見ても、触ってもゼロの状態を維持しながら
 
治療を計画的に漸減していく方法です(下図)。
2024410_final001
 
特に乳児期は、皮疹をゼロにする必要があります。
 
適当に治療してはいけません!
 
なぜなら、アトピーの皮疹を残せば、
 
そこから食べ物の成分やホコリ(アレルゲン)が
 
入り込み(経皮感作)、
 
後に食物アレルギーなど
 
起こしてくるからです(下図)shock
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そしてさらに、喘息やアレルギー性鼻炎などの
 
アレルギー疾患を次々に起こしていく可能性が高くなりますshock
 
これをアレルギーマーチと言います。
2024410_final5001
 
アレルギーマーチを食止めるためにも、
 
皮膚からアレルゲンが入ってこないように、
 
乳児期早期から
 
できるだけ皮疹はゼロにする必要があるのです。
 
しかし、
 
プロアクティブ療法でもコントロールできない
 
重症の小児アトピーは数%ですが存在します。
 
これらの子供たちに対して、
 
昨年9月から生物学的製剤
 
デュピルマブが使えるようになりました。
 
有効性と安全性という点で、
 
これに勝る治療薬はないでしょうhappy02
 
講演では、デュピルマブ導入のポイントと、
 
さらに導入初期に
 
短期光線療法(short cycle of phototherapy)
 
併用する利点なども解説しました。
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(院長)
 

2024年4月 7日 (日)

イブグリース全国講演会

本日は、アトピー性皮膚炎(以下アトピー)の新薬
 
イブグリース全国講演会に招待されました。
 
全国から650人の医師が出席しました。
 
下写真は、講演40分前のものですが、
 
凄い座席の数ですね(講演中は撮影禁止)coldsweats02 
 
この薬剤に対するイーライ・リリーの意気込みを感じますwink
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2018年のデュピクセント登場以来、
 
毎年新薬が続々と発売されています。
 
しかし、デュピクセントに勝る生物学的製剤は
 
今のところ出ていません。
 
イブグリースはどうなのか?
 
大変興味深かったです。
 
講演を聞くと、予想以上に良い印象でした。
 
短期的には、いろいろな点で、
 
デュピクセントに勝るところもあるようですhappy02
 
問題は、長期的な効果と思われました。
 
講演で示されたデータは、
 
レスポンダーの長期成績なので、
 
デュピクセントのCHRONOS試験など
 
と単純比較できなかったからです。
 
私は、IL-4が長期寛解に
 
ある程度関わっているのではと思っています。
 
これは、今後明らかになっていくでしょう。
 
とにかく、デュピクセントに匹敵する新薬が
 
いよいよ出てきましたねwink
 
アトピー治療が、また一歩前進したように感じましたhappy02
 
講演後の懇親会で、日本イーライ・リリーの社長さんが
 
わざわざ挨拶に来られました。
 
そこで私は、
 
この新薬に対して大いに期待している旨を伝えました。
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(院長)
 

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