カテゴリ「熱傷(やけど)」の4件の記事 Feed

2018年1月25日 (木)

湯たんぽによる低温熱傷が急増!

今日もかなり降りましたねsnow氷点下のために道路は凍結してツルツルですshock
 
この写真は、クリニック周辺の遊歩道です。なかなか積もりましたね〜snow
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今年の冬は、非常に寒い日が続いているためか、湯たんぽによる低温熱傷(やけど)の患者さん(下写真)が激増しています。
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ここ2か月で9人も受診されました。
 
低温熱傷は、通常のやけどと異なり深部まで熱が加わるため、深達性2度から3度熱傷であることがほとんどです。
 
つまり重症ということですshock
 
見た目が軽そうなので、自力で一か月程度頑張って、さらに拗らせて来られる方多いですねcrying
 
治癒まで長時間かかり、瘢痕(やけどのあと)を残すこことがしばしばですshock
 
できるだけ瘢痕を残さず、早く治癒するように、早期であればフィブラストスプレー(線維芽細胞増殖因子)を使うこともあります。
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この薬は、本当に熱傷が綺麗に治りますhappy02早期であればですけどね・・。
 
ですから、自力で治そうとせず、医療機関に早く受診しましよう。
 
また、湯たんぽは布団を温めるものであり、就寝時は布団から取り出すようにしましょう。
 
(院長)
 
 
 

2016年12月15日 (木)

子供の熱傷(やけど)

もうすぐクリスマスxmasですね。院内のトーマスマックナイトの絵もクリスマスバージョンに架け替えました。
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トーマスマックナイトの絵には癒されますね〜happy01
 
ところで話は変わりますが、この時期になるとやけどの患者さんが多くなります。特に、子供のやけどが多いですねshock
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子供のやけどは、重症になり易くケロイド(下写真)を発生させやすい特徴がありますcoldsweats02ケロイドとは、やけどの跡が膨らんだ病変です。
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とにかく、子供のやけどを甘く見て何日も放っておかないように。1週間で手遅れ(跡が残ることね)なんてことはよくありますからcrying
 
万が一ケロイドを発症した場合は、Vビーム(下動画)を含めた各種治療である程度改善させることができます(下写真)これも、何ヶ月も放置したものは無理ですが・・coldsweats01
 
上の写真の子は、以下のようにかなり改善しました。
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子供のやけどは、できるだけ早く医療機関で治療をしましょうhappy02
 
(院長)
  
*Vビームは外傷性ケロイド(怪我の跡)にもある程度効果があります。
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下写真は、レーザー照射4回後
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*12/4は、当院の開業8周年記念日でした。患者さんから暖かいメッセージのお祝いをいただきました。ありがとうございます。
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2014年1月19日 (日)

寒さにまつわる疾患の増加

昨日から福井は雪がつもりはじめましたねsnow
 
ちょっと用があって越前海岸に行ってみると、海は大荒れtyphoonでした。冬の日本海ですね〜coldsweats01もの凄く寒かったですbearing
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(越前海岸 壁石岩)
 
夏はこんなに穏やかなのにmist同じ海とは思えませんねcoldsweats01
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ところで、急激な気温低下から寒さにまつわる疾患が増えてきました。
 
まずは、しもやけの患者さん、特に下写真のような重症の方が増えてきています。
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治療については、過去のブログを参照してください。結構よくなりますよwink
 
また、湯たんぽによる低温熱傷の方(下写真)も増えて来ています。毎年1〜2月は湯たんぽによるやけどが多いので注意してください。
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この熱傷は思いのほか重症で、治療が長期におよび瘢痕(やけどのあと)を残してしまうことが多いですねweep自力で治そうとせずに医療機関をすぐに受診するようにしましょうhappy01
 
それと帯状疱疹の方も意外と増えて来ていますcoldsweats02気温の急激な変化は帯状疱疹が起こり易いと言われています。下写真の方ように、帯状に皮疹が出現するのが特徴です。
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この時期の帯状疱疹は、後遺症としての強い痛み、帯状疱疹後神経痛(PHN)を起こし易く注意が必要です。寒さのためですねwink帯状疱疹かと思ったら早めに医療機関を受診してください。特に60歳以上の方はPHNを発症しやすいので要注意です。
 
以上、最近当院で増加傾向の疾患をまとめてみました。思い当たる方には、医療機関への早めの受診をおすすめしますhappy02
 
(院長)
 

2012年1月30日 (月)

湯たんぽによる低温やけどにご注意!

寒い日が続いていますsnow


エコブームもあってか、湯たんぽheart04が大流行りであるとか。


しかし、ここ連日湯たんぽによる低温やけど(熱傷)の患者さんが増えていますshock


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--

低温やけどは、通常は熱傷を起こさないような低い温度でも長時間接触すれば起こります。


このやけどは見た目は軽症でも、実は皮下組織まで到達している重症熱傷であることが多いのですweep


患者さんは、若い女性が多いですね。見た目が軽症であるので、自力で治そうとする方が多いようですshock


治療には1〜3ヶ月位かかることが多く、ときに植皮が必要になることがあります。そうなればキズは一生残りますweep


きれいにshine治すためには、早期治療がとても大切です。早期に、皮膚科や形成外科専門医を受診しましょう。


また、しもやけの方が増えています。詳しくは、当ブログの昨年の記事「しもやけ大発生につき注意」を参照してください。


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治りがわるかったり症状がひどい場合は、早く良くなる薬(飲み薬、ぬり薬)がありますhappy01 早めの受診をお勧めしますconfident

(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605 
にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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