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2022年4月13日 (水)

乾癬治療ピラミッドの完成をめざして

この前の土曜日、『乾癬治療を考える会 in Fukui』
 
講演(ハイブリッド)をしました。
 
内容は、クリニックでの生物学的製剤の使用についてです。
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この治療薬は、凄まじい効果を発揮しますhappy02
 
当院で使用している患者さん達は、
 
重症であったにもかかわらず、
 
皮疹は、ほぼゼロzeroですgood
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(福井赤十字病院提供)
 
しかし福井県では、まだあまり普及していません。
 
そこで、この治療の普及のために、
 
まず私が講演し、その後ディスカッションをしましたhappy02
 
乾癬治療は下図のように、多くの治療法があります。
 
これを乾癬治療ピラミッドと言います。
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当院では、このピラミッドの完成を目指しているため、
 
生物学的製剤は必須なのです。
 
しかし、このピラミッドの完成は結構大変ですcatface
 
紫外線療法は、高額な機器の導入が必要ですし、
 
生物学的製剤は、病院との連携が必須です。
 
しかし、他の治療では歯が立たなかった
 
重症の患者さん達が劇的に改善しています。
 
重症でなくても、
 
皮疹をゼロzeroにしたい患者さんも投与可能です。
 
また、生物学的製剤の他にも、このピラミッドのように
 
乾癬の患者さんには多くの選択肢があるのです。
 
患者さん達の要望に応えるためにも、クリニックには、
 
このピラミッドの完成をめざして欲しいwink
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(第120回 日本皮膚科学会総会での講演より)
 
(院長)
 
*現在当院では、アトピー治療のデュピクセントを含め、130人以上の患者さんに生物学的製剤を投与しています。高額な薬剤のため良く誤解されるのですが、この治療で当院の金銭的メリットはほとんどありません。院外処方ですし、追加の治療も必要なく、患者さんの通院頻度も下がるため、むしろマイナスでしょう。しかし、患者さんが非常に良くなることが最大のメリットなのですhappy02
 

2019年10月31日 (木)

乾癬の生物学的製剤WEBセミナー

昨日は休診日ですが、乾癬生物学的製剤(バイオ)の病診連携についてWEBセミナーを行いました。
 
福井県内の皮膚科医が対象です。
 
私が座長で、福井赤十字病院hospital皮膚科の八木先生と当院師長に講演をしてもらいました。
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現在バイオの病診連携をしているのは、福井県では当院だけです。
 
寂しすぎcrying
 
バイオは、病状が落ち着けばクリニックで治療することが可能です。
 
その方が、患者さんの利便性はグッとあがりますからね。
 
ただ、病診連携をしたくてもそのノウハウがわからないクリニックが結構あります。
 
今回の講演は、そんなノウハウを提供するためのものです。
 
バイオをするクリニックがもっと増えてくれるといいんだけど・・coldsweats01
 
ところで今週末は、金沢でにきび治療の講演があります。
 
面ぽう治療薬の真髄である「美肌治療」を解説してくる予定ですgood
 
(院長)
 
danger11月土曜日の応援医師
 
土曜日の午前診は、応援医師による2診体制で行っています。
 
11月の土曜日午前診の応援医師は以下の通りです。
 
11月 2日 八木医師
10月 9日 桒井(くわい)医師
10月30日 登谷医師(女性医師)
 
danger11月16日(土)は、日本皮膚科学会東京・東部支部学術大会で講演のため臨時休診とさせていただきます。
 
 

2019年4月17日 (水)

乾癬(かんせん)のバイオ特別外来

暖かくなってきましたね。
 
下写真は、昨日撮影したものですが、
 
日中は雲一つない青空でしたsun気持ちが良かったなぁhappy01
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ところで今回のお話は、
 
生物学的製剤(バイオ)病診連携についてです。
 
当院では、乾癬バイオ特別外来を2012年より開いており、
 
福井赤十字病院hospital病診連携を行っています。
  
本日は、その病診連携について、
 
福井赤十字病院hospitalの八木先生とミーティングをしました。
Photo
 
この病診連携とは何かというと、
 
要するに、生物学的製剤の導入は病院で行ってもらって、
 
経過の良い方はクリニックに通院ができるというものです。
 
では、クリニックに通院するとどういったメリットがあるのでしょうか?
 
ずばり、通院頻度が半分に減りますhappy02
  
要するに、3ヶ月に1回の受診頻度になります。
 
さらに、当院においては特別外来なので待ち時間はゼロですhappy02
 
病院と違って、土曜日の受診も可能性です。
 
詳細は割愛しますが、他にも色々なメリットがあります。
 
凄く良いでしょ。
  
しかし、あまり知られていないんですよcrying
 
ほとんどの生物学的製剤使用の乾癬患者さんは、
 
クリニックに通えないと思っています。特に福井県ではcrying
 
これを如何に周知させていくか?
 
それを相談する会議ですねwink
 
病診連携をするクリニックがもっと増えれば、
 
生物学的製剤の患者さんは、
 
もっと楽に通院できるようになりますhappy02
 
(院長)
 

2014年2月20日 (木)

第7回京滋乾癬研究会で講演

昨日は、グランヴィアホテル京都(下写真)で開催された第7回京滋乾癬研究会での講演で京都に行ってきましたhappy01
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乾癬生物学的製剤を使用している診療所(クリニック)は、京都府や滋賀県ではまだないそうです(北陸でもまだ当院だけ)。
 
よって、当院での治療経験を講演してほしいということで招待されました。下写真は、いつものように「越前海岸」の写真から発表をスタートしているところです(講演1)happy01
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講演2は、信州大学医学部皮膚科奥山隆平教授の講演でした。この分野のエキスパートだけに大変勉強になりました。長野県では、生物学的製剤の病診連携を難なく行っておられるようで、凄いなぁと率直に思いましたhappy01
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講演2の座長は、京大皮膚科宮地良樹教授(下写真)でした。ちなみに私の発表の講演1の座長は、国立京都医療センター部長十一英子先生でした(写真がなくてすいません)。
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最終電車の時間が迫り、研究会後の懇親会には出席できなかったのが残念ですbearing
 
今週末は、滋賀県でニキビの講演を依頼されており忙しい1週間になりそうですねcoldsweats01
 
(院長)
 
 

2012年11月30日 (金)

北陸初の生物学的製剤による病診連携、準備開始!

一昨日は、当院と福井赤十字病院皮膚科副部長の中川先生と製薬会社アボットジャパンとの間で、生物学的製剤ヒュミラ(HUMIRA)の勉強会を行いましたhappy01

 

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当院の乾癬の治療は、以前にご紹介した通り生物学的製剤以外の治療は全て行うことができますgood 生物学的製剤のみが使用できませんでしたweep
 
 
生物学的製剤とは、従来の治療では十分な効果が得られなかった難治性の乾癬を劇的に改善させる画期的な新薬です。
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(福井赤十字病院皮膚科ホームページより)
 
以前は、学会に承認された一部の病院でしか使用ができませんでしたが、最近、承認された病院と十分に連携がとれた診療所(生物学的製剤の病診連携)でも使用可能となりましたhappy02
 
診療所での治療は、患者さんのaccessibilityの向上や治療費の軽減など多くのメリットがあります。当院としても、生物学的製剤使用者は、予約制の特別外来を行う予定にしていますgood
 
この生物学的製剤の病診連携は、全国的にもまだ8%程度であり、北陸は0%です。当院が北陸初となりますhappy02
 
欧米ではすでにそうですが、日本でも乾癬治療の生物学的製剤時代が到来すると考えます。
 
生物学的製剤の福井新聞の記事
 
*米国のヒュミラ(HUMIRA)のコマーシャル


YouTube: Humira Commercial

 

(院長)
 

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605 
にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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