アトピー性皮膚炎に対するデュピクセント治療
先週末は、日本皮膚学会中部支部学術大会に出席してきました。
久しぶりに中川先生(元福井日赤皮膚科副部長)と会ったので、一緒に写真をとりました。
自分の発表がないので、二人ともラフな格好です
今学会出席の主目的は、乾癬及びアトピー性皮膚炎の治療を聴講することでした。
大変勉強になりました
特にアトピー性皮膚炎治療は、デュピクセントの登場によって大きく進歩しました。
当院でも31名の患者さんに投与していますが、
その効果は凄まじく、かつ副作用はほとんどありません
この治療の目指すところは、プロアクティブ療法を補完することです。
当院での治療対象は、
①プロアクティブ療法の効果不十分な方、②プロアクティブ療法は有効であるが、完全寛解に持ち込めない方、②超重症のために早期寛解導入が必要な方、④その他
です。
そして、最終的にプロアクティブ療法単独に移行して完全寛解(薬物療法離脱)を目指します
外用無しで、これだけでアトピー性皮膚炎をなんとかするような薬ではありません。
こういったお話を、今週水曜日にWEBセミナーで行いたいと思います。
(院長)