にきび治療の講演 in 金沢
昨日は、金沢で開催された北陸AcneCareForumで講演をして来ました。
座長は、ざ瘡(にきび)治療で御高名な新宿南口皮膚科(東京医科大学皮膚科兼任教授)乃木田俊辰先生にしていただきました。
これは、私の講演中の写真です。
何を喋っているかというと、にきびを3ヶ月間放置すると、その8.2%は萎縮性瘢痕(一生治らないにきび痕)になるという論文を紹介しているところです。
我々皮膚科医が、安易に治療を終了できない所以です。
治療を自己中断して、数年後に再診される患者さんの顔には、必ず萎縮性瘢痕が現れています
萎縮性瘢痕には、予防しかありません。ですから、出来る限り治療を継続しましよう。
治療を継続すれば、萎縮性瘢痕を予防するだけでなく、肌質改善を通して美肌になります。
これこそが、面ぽう治療薬(アダパレンやBPO)の真髄であり、この治療でしか到達できない領域です
私の講演後、パネルディスカッションを行いました。
パネリストは、北陸ではざ瘡治療で有名な方々ばかりです。
症例ごとの薬剤選択からアドヒアランス向上のコツまで、中々聞けない本音のトークがいっぱいでした
私もすごく勉強になりました。
良い企画でしたね
座長の乃木田先生、パネリストの関先生、白崎先生、竹田先生ありがとうございました。
座長 乃木田俊辰先生(新宿南口皮膚科)
パネリスト 関 太輔先生(セキひふ科クリニック)
白崎文朗先生(皮膚科・神経内科白崎医院)
竹田公英先生(タケダスキンクリニック)
(院長)