アトピー性皮膚炎の講演 in 岡山
先週の水曜日もアトピー性皮膚炎の講演をしました
今回は、岡山です。
といっても、WEB講演で福井からの配信ですが・・
下図は、アトピー性皮膚炎治療薬の変遷のスライドです。
この中でも、ステロイド外用剤は未だに主力の治療薬で、
半世紀以上も使用され、その安全性と有効性は確立しています。
最近では、ステロイド外用剤による
プロアクティブ療法(下図)が開発され、多くの患者さんが
寛解(Remission)維持を目指せるようになってきました
寛解維持:薬を使って症状が無い状態が維持されていること
完全寛解:薬無しで症状が無い状態が維持されていること
しかしそれでも、完全寛解となると
長期の厳しい管理(tight control)が必要です。
これがなかなか大変なんです。
小児は、母親がしっかり管理してくれるので、
寛解維持はほぼできます
完全寛解もかなりの確率で可能です。
しかし、大人では・・
そしていよいよ、2018年にデュピクセントが上市され、
この完全寛解を容易に目指せる時代が到来してきました。
この薬剤は決して重症アトピーだけの治療薬ではありません。
例えば、中等症でも完全寛解に至らない方、
長年のアトピーで荒れた肌を美しくしたい方なども
適応条件(EASI 16以上など)が合えば治療可能です。
デュピクセントは、
プロアクティブ療法を補完する薬剤なのです。
デュピクセントで究極のプロアクティブ療法を目指し、
アトピーの完全寛解を目指しましょう
(院長)