アトピー性皮膚炎の計画的治療
アトピー性皮膚炎(以下アトピー)の外用療法は、
大きく分けて2つあると思います
プロアクティブ療法とリアクティブ療法です。
私は、タイトコントロールとルーズケアとも呼んでいますが・・
あるいは、計画的治療と無計画治療とも言えます。
当院は、出来る限り計画的にタイトにコントロールする
プロアクティブ療法を採用しています。
ですから、
外用の塗布部位とレベル、1日の外用量(何g?)、
外用頻度(週何回?)などを細かく設定します。
そして、定期的(1〜1.5ヶ月に1回程度)に受診をして、
改善具合からその設定を調節していくのです。
当たり前ですが、
プロアクティブ療法の方がアトピーは断然良くなります
当院では、小児のアトピーはほぼ全員、
中等症以上の成人アトピーも出来る限り
プロアクティブ療法を行なっています。
私にしてみれば、適当な量を適当な頻度で
患者さん任せに適当に塗っていて
アトピーが良くなるのか甚だ疑問です
完全寛解や寛解を目指すのなら、
アトピーはプロアクティブ療法で
計画的に治療しましょう
(院長)
*プロアクティブ療法は、定期的な通院が必要です。不定期な通院で、計画的治療はできません。