皮膚科病診連携セミナー
先日 (7/14)、皮膚科病診連携セミナーがありました。
この会は、当院と福井赤十字病院が合同で開いている研究会です
まず最初は、福井赤十字病院皮膚科代表の中川先生から乾癬の生物学的製剤の講演をしてもらいました。
生物学的製剤は、いままで治療が難しかった重症乾癬の患者さんに優れた改善効果があり今注目の治療薬です。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/medical/24062.html
(福井新聞の記事)
現在は、学会で承認された病院(福井県は日赤など6病院)でのみ治療ができます。
いずれ診療所でも、この薬剤の使用が許可される見込みであり、日赤との連携に向けて準備をしているところです(*)。
今回のメインは、京都大学皮膚科助教の藤井弘子先生を招いての講演です
制御性T細胞がかかわるメラノーマの抗腫瘍免疫の話を中心に、円形脱毛症や乾癬などの皮膚疾患の免疫の話題まで幅広く話していただき非常に勉強になりました
彼女は、僕のもとで(福井赤十字病院で)働いていたことがあり、その後大学院に進学され、現在は京都大学皮膚科の助教(外来副医長)としてご活躍されています。
彼女が福井赤十字病院で研修を終えられた時に撮った写真です。私と中川先生のしごきに泣かされましたの恰好で記念撮影 なつかしいですね
藤井先生ありがとうございました。
(院長)
*実際には、今年から診療所での使用が許可されています。治療開始にあたっては学会で承認された病院のみ可能です。ただ、病診連携としての治療は福井市ではまだありません。