第113回日本皮膚科学会総会
先週末は休診させて頂きまして、ご迷惑をおかけしました。本日、第113回日本皮膚科学会総会より帰ってきました。大変疲れましたが勉強になりました
泊まったホテルの部屋から学会会場(国立京都国際会館)が一望できました。以前、このあたりに住んでいたことがあるんですが、静かな環境で緑も多くとても良いところです
講演の合間に会場の庭園に出て一休み朝から缶詰状態で講演を聴いていたので、気がついたら夕方になっていました
しばらく、この庭園を散歩しました。お、大きな白鳥。この学会会場は、空気か澄んでいてきもちいい〜
今年の学会は、主にアトピー性皮膚炎と尋常性乾癬にしぼって講演を聞きました。
アトピー性皮膚炎についてだけ少し述べると、プロアクティブ療法の有用性を多くの演者が述べていました。まんまこのブログで述べていることです
小児アトピー性皮膚炎をプロアクティブ療法で早期に積極的に治療することは、後に発症する食物アレルギーや喘息などの発症を防ぐために非常に重要であること、逆に安易な食物制限はこれらの発症予防になるどころか逆効果になり得るということです。そして成人でさえも、プロアクティブ療法でdrug free(治癒)にまで持っていける可能性があります。
私も、自分のアトピー性皮膚炎は治癒しましたが、その後喘息を発症して現在(49歳)も治療を続けています。当時は、このような概念や治療法がありませんでしたからね
(院長)