ブユに注意!
毎日雨が降って、梅雨らしい季節です。真夏の太陽が恋しいですね
この季節は、虫さされの患者さんが急増してきます。毛虫皮膚炎もまだまだ多いですね
過去のブログ参照;毛虫皮膚炎
ここ数日は、ブユ(ブト、ブヨ)にさされて受診される方が増えています。先日も、山に入って下腿をブユに多数刺された方が受診されました(下写真)
ブユは、2〜5mm大の吸血昆虫です(下写真左側)。刺された部位は、特徴的な所見を呈します。刺された直後は、出血や出血点が見られます(下写真右側)。
(Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎より引用)
その後、赤く腫脹(パンパンにはれる)してリンパ管炎(→)なんかもみられます
安易に市販薬なんかで治療していると、慢性痒疹となって数ヶ月から時に数年悩まされることになります(下写真)
ブユは、高原や渓流沿いに棲息しています。キャンプやレジャーでこれらの場所に行って、上記のような症状が出現すればブユ刺症かもしれません。
安易に自分で治療をするのではなく、速やかに医療機関を受診しましょう
(院長)