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2016年11月25日 (金)

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

急激に寒くなってきました。東京は積雪snowがあったそうですね。
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急激な気温の変化が起こると、色々な皮膚病が発症します。しもやけ乾燥肌などなど・・。
 
しかし、案外知られていないのが帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。典型的には、下写真のように肋間神経に沿って帯状(おびじょう)に皮疹が現れます。
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気温の急激な低下に伴って、ここ最近帯状疱疹の患者さんが急増しています。帯状疱疹は、気温の急激な変化でも発症するのです。
 
実は当院の師長も最近発症してしまいましたshock背中が痛いと数日訴えていて、ある朝皮疹が出現してきました。
 
経過は一般的に以下の図のようになります。
Img_symptom2 
この図で大切なところは、最初の赤い斑点ですね。痛みがあるところに赤い斑点がでてきたら、かなりあやしいですshock
 
初期は(A)のように毛包一致性に(毛穴に一致して)小丘疹が出現し、数日で(B)のように水疱になってきます。
Photo
 
師長は、(A)の時点で発見できたので速やかに改善しました。
  
あまり痛くないからと放置はしないでくださいね。上図の経過表にある赤い部分、帯状疱疹後神経痛が3~4週間遅れで出てきますよcoldsweats02 
 
これが出現すると何ヶ月も痛みに苦しまなくてはいけませんwobbly入院になることもよくあります。
 
痛いところに皮疹がでてきたら、帯状疱疹を疑い早めに受診してください。
 
(院長)
 
 

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