帯状疱疹(たいじょうほうしん)
急激に寒くなってきました。東京は積雪があったそうですね。
急激な気温の変化が起こると、色々な皮膚病が発症します。しもやけや乾燥肌などなど・・。
しかし、案外知られていないのが帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。典型的には、下写真のように肋間神経に沿って帯状(おびじょう)に皮疹が現れます。
気温の急激な低下に伴って、ここ最近帯状疱疹の患者さんが急増しています。帯状疱疹は、気温の急激な変化でも発症するのです。
実は当院の師長も最近発症してしまいました背中が痛いと数日訴えていて、ある朝皮疹が出現してきました。
経過は一般的に以下の図のようになります。
この図で大切なところは、最初の赤い斑点ですね。痛みがあるところに赤い斑点がでてきたら、かなりあやしいです
初期は(A)のように毛包一致性に(毛穴に一致して)小丘疹が出現し、数日で(B)のように水疱になってきます。
師長は、(A)の時点で発見できたので速やかに改善しました。
あまり痛くないからと放置はしないでくださいね。上図の経過表にある赤い部分、帯状疱疹後神経痛が3~4週間遅れで出てきますよ
これが出現すると何ヶ月も痛みに苦しまなくてはいけません入院になることもよくあります。
痛いところに皮疹がでてきたら、帯状疱疹を疑い早めに受診してください。
(院長)