いちご状血管腫
いちご状血管腫は、赤ちゃんによく見られる赤アザの一種です。
9割程度が、7~10歳までに自然消退するため一般的にはwait-and-see policy(無治療で見守る)なのですが、積極的に治療を行った方が良いケースもかなりあります。
局面型(盛り上がりの少ない扁平なもの)や小結節型では、数回の照射で消えてしまうケースが多いのです。
上写真のようなものなら、月1回のレーザー照射で3〜4ヶ月くらいで消失します。
ちなみに、最初の手の写真の子は、5回の照射で完全に消退しました。
待つことにより増大するリスク、将来なんらかの痕(あと)が残るリスク(4割程度)、出血や潰瘍を起こすリスクなどを考えれば、これらのタイプは積極的に治療したほうがよいでしょう
(院長)
*苺状血管腫のレーザー治療は保険適応です。