« 大阪赤十字病院出勤 | メイン | 最強のにきび治療薬「エピデュオ」 »

2017年1月20日 (金)

切らない感染性粉瘤(ふんりゅう)治療

感染性粉瘤というのは、下写真のように粉瘤(腫)が赤く腫れた状態です。
 
ほとんどのケースでは切開排膿(切って膿をだす)をされますshockそれもいいんですが・・coldsweats01
Img_1951_2
 
粉瘤とは、内部に角質と皮脂を混じた物質(要するに垢のこと)を入れた嚢腫(袋状の腫瘍)です。
 
感染性粉瘤と言いますが、実は細菌感染とは関係がないと考えられています。よって、抗生物質の単独投与では効果がありません。
 
嚢腫が破れて起こった炎症が、感染の様に見えているだけのようです。
  
ですから、抗炎症剤の嚢腫内注入(要するに注射)で、ほとんどのケースが1週間以内に赤みも腫れも消失してしまいますhappy02good
 
粉瘤が腫れて痛いが、切りたくない方は是非ご相談くださいwink
 
(院長)
 
*あまりに腫れていたり、細菌感染がすでに起こっている方は、切開排膿が必要になることがあります。
 
 
 

カテゴリ

カウンター

  • アクセスカウンター