切らない感染性粉瘤(ふんりゅう)治療
感染性粉瘤というのは、下写真のように粉瘤(腫)が赤く腫れた状態です。
ほとんどのケースでは切開排膿(切って膿をだす)をされますそれもいいんですが・・
粉瘤とは、内部に角質と皮脂を混じた物質(要するに垢のこと)を入れた嚢腫(袋状の腫瘍)です。
感染性粉瘤と言いますが、実は細菌感染とは関係がないと考えられています。よって、抗生物質の単独投与では効果がありません。
嚢腫が破れて起こった炎症が、感染の様に見えているだけのようです。
ですから、抗炎症剤の嚢腫内注入(要するに注射)で、ほとんどのケースが1週間以内に赤みも腫れも消失してしまいます
粉瘤が腫れて痛いが、切りたくない方は是非ご相談ください
(院長)
*あまりに腫れていたり、細菌感染がすでに起こっている方は、切開排膿が必要になることがあります。