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2017年5月19日 (金)

マダニは自分で取らないこと

最近山に行ってマダニに刺されるケースが増えています。ご注意ください。
 
下写真は先日受診された患者さんですが、右脇腹にマダニが食いついています(⬅︎
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ダーモスコピーで見ると頭を皮膚に突っ込んでいます。無理に引きちぎると頭(正確には口器)が皮膚に残って腫れますcrying
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また、虫をつまむとマダニの消化管内容物が逆流して皮膚に注入され、感染のリスクが増大しますshock
 
マダニは、腹に色々な病原菌ライム病、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群)を持っていますからねshock
 
よって多くの病院では、手術で虫を切除するのが一般的です。でも、何十匹と刺されている人もいますから、手術も限界がありますよねcoldsweats01
  
当院では切除はしません。下写真のように、アプリケーターを使ってクライオプロ液体窒素を吹き付けますhappy02
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クライオプロの動画です。イボに対してスプレー式で液体窒素を吹き付けているところです。
 
こんな風に皮膚ごと虫を冷凍してしまいます。数日で、虫と一緒に皮膚が壊死して瘡蓋となって取れます。
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とは言っても1cm以上何てのも稀にありますから、あまりにでかいのは手術になりますが・・coldsweats02
Photo
 
マダニは自分で処理せずに医療機関で治療しましょう。
 
  
(院長)
 
 

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