ざ瘡(にきび)治療の講演 in 大阪
昨日は、大阪で開催されたざ瘡(にきび)治療のエキスパートによる勉強会に行ってきました。
そこで、講演と座長をしてきました。
私の講演は、いつものパターンで越前海岸の写真から始まります
緊張した顔で座長してますね
私の講演では、面ぽう治療薬の真髄を解説しました。
面ぽう治療薬とは、アダパレン製剤や過酸化ベンゾイル製剤のことです。
これらの治療薬は、使用法が難しくなかなか普及しない現状があります
しかし適切に使用すれば、ざ瘡治療だけでなく、肌質が改善してお肌がすごく綺麗な『美肌』になります。
ただし、外用抗菌剤と同じ使用方法では、面ぽう治療薬の真髄は発揮できません。
ざ瘡治療でご高名なDreno先生の論文[1]の中の一文
「Acne treatment can improve overall skin appearance (smoothness, scaliness, elasticity, color) while reducing comedones, papules and pustules.」
は、まさにこのことが述べられていると思います。
ただし、『美肌 beautiful skin』とまでは言っておられませんが・・
この会に集まったエキスパート達は、今後各地区でざ瘡治療の啓蒙活動に励まれると思います
さて、年内に残る講演はあと2つになりました。
ラストスパート頑張ります
(参考文献)
[1] Dreno B et al: JDDG. 2018; 24: 37-46.1185-94
(院長)