ざ瘡(ニキビ)治療で最も大切なこと
先週水曜日に、ざ瘡(ニキビ)のWeb全国講演を行いました
年内最後の講演でした。
もうWeb講演に慣れましたが、
聴講者が何百人いても味気ないものですね
さて、今回の講演はざ瘡治療薬デュアックについてです。
以上内容でお話をしました。なかなか興味をそそるでしょ
私のスライドは、
必ず福井の名所を紹介するようにしています
今回の背景は、永平寺です。
興味深い質問があったので、少し紹介しましよう。
(問)デュアックやベピオを調子よく塗っていて、
しばらく中断した後に再開すると
皮膚刺激症状が強く出ることがあるのは何故ですか?
(答)過酸化ベンゾイル製剤は慣れが必要で、
中断するともう一度慣れさせる必要があります。
そのため、
中断前に塗っていた量の半分以下で再開する必要があります。
しかし、日頃から定量的な外用を指導していないと
防ぐのは難しいかもしれません。
ニキビ治療で最も大切なことは、定量的に行うことです。
アトピーのプロアクティブ療法も同じです。
要するに、1回何g(何FTU)で塗るのか?
ニキビのでているところ、あるいは痒いところに
本人任せで適当に塗らせてはいないでしょうか?
本気で治したいのなら、
正確に計画的に治療を行う必要があります
(院長)