にきび治療薬は外用量が大切!
にきび治療で最も効果が高い薬は、
デュアックやベピオなどの
面皰(めんぽう)治療薬です。
ただし、効果は塗る量に比例します。
皆さん、十分な量が塗れていますか?
デュアックやベピオを月2本消費できていますか?
医師の間でも、
塗る量の誤解が結構あるので、
ここで詳しく述べてみたいと思います。
実は、チューブの口径の違いから、
ベピオの1FTUは、デュアックの2FTUに相当します(下図)。
知ってました?
実際に指で行うと、このような違いが生じるので、
当院では、スパチュラというおさじを使用します(下図)。
そうすると、どんな薬剤でも1FTU量は同じになります。
しかし、ここで大きな誤解が生じているようです
スパチュラの1FTUは、指の1FTUに比べてかなり多いのです。
つまり、デュアックの約4FTUに相当します(下図)。
これだけ塗ってもらっているので、
「美肌」が追求できるのです。
デュアックやベピオを使っていて効果が乏しい方は、
圧倒的に塗る量が不足しています。
肌質にもよりますが、当院ではほとんど方が
月2本は消費しています
私の経験では、月1本程度の消費では、
赤にきびすら十分に抑え込めないと思います。
にきび痕を治すとなると、
かなり不十分ですね
ただし、メーカーが推奨する量より多いので、
講演では言えないんですけどね
デュアックやベピオで効果がでない方は、
外用量が少なすぎる可能性があります。
(院長)
効果が十分出ている方は、月2本消費できなくても問題ありません。