明日から横浜で、
第122回日本皮膚科学会総会が開催されます。
私は、4日目のランチョンセミナー35で講演をします。
内容的には、
①デュピルマブを併用した新しいプロアクティブ療法
②難治性顔面病変の原因と対策
③デュピルマブの長期継続者の経過
④デュピルマブと円形脱毛症
⑤デュピルマブの寛解中止後の経過
⑥デュピルマブの遠隔診療
⑦デュピルマブのスタッフによる導入方法
などです。
デュピルマブとプロアクティブ療法を併用することの利点は、
寛解速度と寛解後の経過の改善です
併用する方が、デュピルマブ単独よりはやく改善し、
デュピルマブ中止後も長期に寛解を維持できます。
実際に、ほとんどの患者さんが再発をしていません。
そのうち3人は、デュピルマブを中止して
もうすぐ2年になります。
超重症だった患者さんばかりだからすごいです
しかもこの薬は、
重症の患者さんのためだけの薬ではありません。
中等症から使える薬剤です。
さらに、安全性も抜群!
もうすでに、生後6ヶ月からの有効性と安全性が
報告(1)されていますから、
日本も近いうちに小児の適応が取れると思いますよ
(参考文献)
(1)Paller AS, et al : Dupilumab in children aged 6 months to younger than 6 years with uncontrolled atopic dermatitis: a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet (2022) 400(10356):908–19.
(院長)