アトピー性皮膚炎治療の基本スケジュール
アトピー性皮膚炎の基本治療は外用(塗り薬)です。
通常初診で来られた方は、
診察による重症度(EASIなど)から判断し、
外用レベル、外用量を決定します。
その時血液検査(特に成人)も同時に行います。
1週間毎日外用して再診し、
皮疹の改善状況及び血液データより再評価し、
外用レベル、1日外用量、外用頻度を決定します。
その後、皮疹の状態や血液データ(TARC)などから判断し、
外用頻度などを徐々に漸減しています。
例えば、「血液検査の結果は、TARC(タルク)正常で
皮疹の悪化もないので、
外用レベルはXXXで、1日外用量は◯ gで、
外用頻度は5日に1回から週1回に落としてください。」
とこんな感じです
最終的には、皮疹がなく、血液検査正常で、
外用も必要がないレベルになれば
完全寛解とみなし終了です
どうです?科学的でしょ?
以上をタイトコントロールと言います。
本気で治したい方はこの治療です
小児は、outgrowの可能性が高く、
アレルギーマーチ(将来の食物アレルギーや喘息の発症)
を抑えるためにも
ほぼ全員この治療を行います
大人も、本気モードの方はこの治療を行っています。
適当に保湿して、
適当にかゆいところに薬を塗っていませんか?
それでは、いつまで経ってもアトピーは良くなりません
だって、適当なんですから・・。
(院長)