掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)のエキシマライト光線療法
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手と足にうみ(膿疱)とかさかさ(鱗せつ)ができる原因不明の難治性の皮膚病です。
悪化時は、膿疱だらけになって歩行ができないくらい痛くなることがあります
当院では、308nm波長の紫外線(エキシマライト)を照射して治療しています
当院で使用している機械VTRACは、現在国内で販売されている機械の中では最もパワーが強く、手足という分厚い皮膚でも治療効果が期待できます。
特に、内服(抗アレルギー剤や抗生剤など)や外用(ビタミンD3やステロイドなど)にて治療抵抗性の方に照射しています。
下写真の方は、ビタミンD3とステロイド外用にて効果が乏しかったたためにエキシマライト光線療法を開始しました。
効果を上げるために、最初は週2回受診されることをお勧めします。よくなれば、徐々に間隔を空けていきます。
ただ、掌蹠膿疱症でもいきなりエキシマライトを照射することはありません 大半の方は、生活指導(禁煙やうがい励行など)、内服や外用でコントロールできます。
掌蹠膿疱症でお悩みの方は、ご相談下さい。
(院長)
*最初のころは、なかなか治療効果があがらず苦労しましたが、最近ではテクニックが向上して、難治性の方でもかなり良好な結果が出せるようになってきました