寒さにまつわる疾患の増加
昨日から福井は雪がつもりはじめましたね
ちょっと用があって越前海岸に行ってみると、海は大荒れでした。冬の日本海ですね〜もの凄く寒かったです
(越前海岸 壁石岩)
夏はこんなに穏やかなのに同じ海とは思えませんね
ところで、急激な気温低下から寒さにまつわる疾患が増えてきました。
まずは、しもやけの患者さん、特に下写真のような重症の方が増えてきています。
治療については、過去のブログを参照してください。結構よくなりますよ
また、湯たんぽによる低温熱傷の方(下写真)も増えて来ています。毎年1〜2月は湯たんぽによるやけどが多いので注意してください。
この熱傷は思いのほか重症で、治療が長期におよび瘢痕(やけどのあと)を残してしまうことが多いですね自力で治そうとせずに医療機関をすぐに受診するようにしましょう
それと帯状疱疹の方も意外と増えて来ています気温の急激な変化は帯状疱疹が起こり易いと言われています。下写真の方ように、帯状に皮疹が出現するのが特徴です。
この時期の帯状疱疹は、後遺症としての強い痛み、帯状疱疹後神経痛(PHN)を起こし易く注意が必要です。寒さのためですね帯状疱疹かと思ったら早めに医療機関を受診してください。特に60歳以上の方はPHNを発症しやすいので要注意です。
以上、最近当院で増加傾向の疾患をまとめてみました。思い当たる方には、医療機関への早めの受診をおすすめします
(院長)