とびひ(伝染性膿痂疹)急増中
この前の日曜日は、海が荒れていてダイビングは中止しました海の中はうねりと視界不良で潜れませんここ数日は天気が良くて楽しみにしていたんですけどね。残念です
しかし、気温と湿度が高くてむしむししていますね〜こういう時期は、感染症が増加してきます。
特にとびひが急速に増えてきました。とびひとは、黄色ぶどう球菌や溶連菌などによる表在性の皮膚感染症です。火事の飛び火のようにあっというまに広がるのでとびひと言われます正式病名は、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といいます。
下写真は、兄(左)弟(右)間で感染したとびひです。一昨日受診され、現在治療中です。
この黄色い(honey color, 蜂蜜色)かさぶたが特徴なんです。また、水ぶくれ(水疱)が出来ることもあります。
今回は、全身に広範囲にとびひしていたので、抗生物質の外用だけでは不十分であり、内服も投与しました。同時に、細菌培養して原因菌の検索および抗生剤の感受性検査(薬が効くかどうかの検査)も行っています。
治療が奏功すれば数日で改善しますが、その後の治療と指導が大切ですねでないと、なんどでも繰り返すことがあります。詳しくは、過去のブログを参照してください
とびひの過去のブログ:伝染性膿痂疹(とびひ)
よくされる質問にプールがあります。プールは、症状の悪化と他人にうつすことを考えて、完全に治るまでは禁止ですね。これは、学会(日本臨床皮膚科医会と日本小児皮膚科学会)の見解でもあります。
(院長)