新薬! 爪水虫外用薬(塗りぐすり)
今日は本当に暑かったですね久しぶりの夏日が、ここ2日ほど続いていますねしかし、クリニック玄関の紅葉が色づいてきて秋の気配も感じます夏、短かったなぁ〜
ところで前回のブログで足水虫(白癬、はくせん)の話を取り上げたんですが、今回は爪水虫の新薬の話をしたいと思います。
それはクレナフィンといいます。意外に思われるかもしれませんが、初めての爪水虫外用薬です。
今までは、足水虫薬を代用していましたが、効果はかなりいまいちでしたなぜなら、薬を塗っても爪に浸透しないからです。この薬は、爪への浸透力を高めて効果を発揮するように作られています。
下図のように、爪(爪甲)に浸透して水虫菌をやっつけてくれます
キャップをとると下図のように先端が刷毛になっていて、爪に塗り易くなっています。さすが爪水虫専用。
爪水虫(爪白癬)は、外用剤での治療が難しく、内服薬をのむ必要がありました。しかし、少ないながらも肝障害の問題や他の薬との飲み合わせなど色々面倒なことが多いのも事実です。
これは、いままで内服薬が飲めなかった方には朗報ですねしかし、治癒率が内服薬に比べればまだまだですので、可能なら内服をする方がよいでしょう。
今年の9月初旬ごろから発売です。乞うご期待!
(院長)
科研製薬から、クレナフィンは内服薬(テルビナフィンやイトラコナゾール)と比べて24週時点で同等程度の効果が期待されると指摘されました。しかし、治癒率については、直接比較できるデータがないらしい。とにかく、かなり期待できそうな新薬ですね。