足の臭いにご注意!
最近、足の臭いが気になると訴えられる方がちょくちょく来られます。案外女性に多いようです。
足の臭いは、足に雑菌が繁殖して起こります。菌が繁殖する原因としては、多汗症、巻き爪や陥入爪などの爪の病気、糖尿病など多岐にわたります。
巻き爪や陥入爪(下写真)のある患者さんは、爪周囲炎から雑菌(主に常在菌)が繁殖しやすく、かなり臭うことが多いですねまた、痛くて足を洗わないことも悪化要因となります
女性であれば、ブーツの中で汗が蒸れて雑菌が繁殖し易いこともあるでしょう。特に足白癬(水虫)や糖尿病のある方は、ジフテロイドという菌が繁殖しやすく、強烈な臭いを発することがあります
下写真のように紫外線を当てると赤く光るのがジフテロイド菌です。
さらに寒い時期は、足の抹消循環障害や糖尿病のある方は、足に潰瘍ができ易く、そこに菌が繁殖して臭うこともあります
足の臭いは、なかなか本人は気づかないものです。また、恥ずかしくて受診できずに悩んでいる方もおられます。
しかし、足の臭いが強い場合は、何か病気が隠れているかもしれません。的確な診断をして早めに治療しましょう
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(院長)