第36回日本美容皮膚科学会で発表〜成人女性のざ瘡は副作用が多いのか?〜
一昨日は、東京で開催された第36日本美容皮膚科学会で発表をしてきました。
土曜日朝2番目の発表だったので、知り合いが誰も居らず、写真を頼めなったので発表中の写真はなしです
土曜の夜は、帝国ホテルで盛大に懇親会が行われましたが、私は疲れていたので早々にホテルに戻りました。
自分の発表以外の目的は、ざ瘡(にきび)の講演をできるだけ多く聴講することと、美容皮膚科・レーザー指導専門医の研修会を受講することです。
そして、くたくたに疲れて帰りました
ここからは、かなり専門的な話になります。
私の発表の題は、「成人女性のざ瘡に対する低用量過酸化ベンゾイル製剤(BPO)の効果」です。
成人女性のざ瘡は、経験的にBPOの副作用が多いと感じていたので実際に調べてみました。
結果は予想通り、有意差を持って副作用が多かったです。
しかし、海外のデータではエピデュオゲルで思春期ざ瘡と成人女性のざ瘡とは副作用に差がないという報告もあります[1]。
私自身は、成人女性のざ瘡には今後も注意深く対処していくつもりですが・・。
まぁそれはともかく、私が提唱する低用量BPO治療や「外用量の調節」は敏感肌に対するものですので、別に成人女性のざ瘡に限ったことではありません。
(参考文献)
1.J Clin Anethet Dermatol 2018 Jan;11(1):21-25.
(院長)