蚋(ブト、ブユ)など虫刺され急増中!
一昨日は、大阪赤十字病院に出勤してきました。
大阪は快晴で暑かったです
私は、悪性腫瘍(皮膚ガン)や外科手術の勉強のために大阪赤十字病院で非常勤医師として働いています。
一昨日は、壊死性筋膜炎の緊急手術があり、久しぶりに豪快な手術に参加してきました。
ところで暑くなり、虫刺されの患者さんが急増してきました
特に、蚋(ブト、ブユ、ブヨ)に刺された患者さんの受診が多いですね。
数ミリ程度のちっちゃな小バエのような虫です。
写真のように下腿を中心に、数ヶ所から数十ヶ所刺されます。物凄くかゆいです
下写真のように、刺されたところ周辺がパンパンに腫れることもよくあります
一番問題なのは、不十分な治療で放置すると、慢性化して長期間持続することがあることです
これを慢性痒疹と言います。
下写真の患者さんは、当院受診までに3年間罹患されていました。
こうなると、極めて難治となります。ほとんどの方はその自覚がありませんが・・
内服、外用のみで治療することが難しく、エキシマライト紫外線療法になるケースが結構あります。
特にXTRAC(エキシマレーザー)は著効しますね。
ただし、週1〜2回の通院が必要です。
とにかく、蚋(ブト、ブユ、ブヨ)に刺された場合は、放置せずに早く医療機関にかかることをお勧めします。
早く治せば、簡単に治ります
(院長)