にきび治療の誤解を解く(その①)
他院のにきび治療が不満で、当院を受診された患者さんに、
どれくらいの期間通院をしていたかを聞くと、
圧倒的に1ヶ月以内が多い
あるインターネット調査(下図)によると、
患者さんが想定していた治療期間(A)は、
40%が1週間以内、82%が1ヶ月以内でした。
しかし、目指したいお肌の状態(B)は、
12ヶ月後に到達できる「ツルッとした肌質」が42%と最も多かったのです。
要するに、多くの方が12ヶ月で到達できるお肌を1週間で手に入れたいということです
それは、絶対に無理
真面目に通って、3ヶ月でようやく赤いにきびが6〜7割減る程度です。
まだこの状態では、ニキビ痕もバッチリ残っていて、満足度30%程度でしょう。
にきび患者さん、評価メチャ厳しいから
ベピオなら5〜6本消費した頃です。
でもそれが世界標準なんです
ですから初診時に、本人の理想と現実とのギャップを
しっかりと埋める必要があります。
こういった誤解は治療早期に解決しておかないと、
治療に対する不満から脱落の原因になります。
ところで、今週末も名古屋市とZOOMでつないでにきび治療Web講演を開催します。
ベピオによるざ瘡治療の『極意』を伝えたいと思っています。
(院長)