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2021年4月26日 (月)

にきび治療の講演 in 第37回日本臨床皮膚科医会総会

今日は、第37回日本臨床皮膚医会総会ざ瘡(にきび)治療の講演をしました。
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もちろん今回もWEB講演です。
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座長は、関西医大の谷崎教授(下写真)です。
 
私の講演後、ディスカッションをしました。
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今回の講演で新たに強調したのは、
 
にきび治療におけるTreat to Target (T2T)の概念です。
 
日本のにきび治療は大変遅れていたのですが、
 
ここ10年で一挙に世界標準レベルに達しましたhappy02
 
具体的には、アダパレン製剤過酸化ベンゾイル製剤の導入です。
 
これにより、治療のパラダイムシフトが生じ、
 
慢性炎症性疾患であるにきびの治療が、
 
完全寛解へと導ける段階にまで来ましたhappy02good
 
最終目標は、にきび跡の無い、美しい皮膚(美肌)shineを獲得することです。
 
T2Tとは、設定した治療目標に向かって、
 
厳密な疾患管理すなわちタイトコントロールをしていくアプローチ法です。
 
関節リウマチで導入された治療概念ですが、
 
最近では多くの慢性炎症性疾患で導入されようとしています。
 
にきび治療も、
 
適切な外用量を設定してタイトコントロール し、
 
最終目標(美肌)を達成するためのアプローチ法として
 
この概念を取り入れるべきです。
 
講演では、ここまではっきり明言はしませんでしたが、
 
今後のにきび治療の概念として
 
この考えが主流になっていくことを期待しますwink
 
(院長)

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