乾癬の生物学的製剤(バイオ)治療の実態
もうかれこれ10ヶ月くらいダイビング をしていないので
最近はいつもダイビング をしている夢を見ます
ところで今回のお話は、乾癬の生物学的製剤(バイオ)のお話です。
乾癬のバイオ治療が日本で開始されて10年が経ちました。
その効果は凄まじく、重症患者さんでも、
ほとんどの皮疹が消失します
(写真:福井赤十字病院皮膚科提供)
最近では、乾癬の原因をピンポイントで抑えられる様になり、
より強力に、より副作用が少ないバイオ製剤が開発されてきました
しかし、この画期的な治療があまり広まっていないのです
特にクリニックでは顕著です。
その状況は、バイオ承認施設の数でわかります。
99.51%は、概ねバイオ導入に関心がないクリニックです。
当然患者さんに、その詳しい紹介などしていないでしょう
その理由は、クリニックにとって、治療内容とは関係なく
超えなければいけないハードルが多いことです
しかし、この99.51%のクリニックが動かなければ、
バイオの明日はありません。
ということで、この99.51%のクリニック向けに
第120回日本皮膚科学会総会で講演します。
当院が、バイオを導入する理由とそのノウハウを解説します。
今までの乾癬バイオの講演は、
この0.49%の承認施設向けであり、
あまりに高度すぎて99.51%の非承認施設向きではありませんでした。
非承認施設向けの「やさしいバイオの導入」みたいな内容の講演を行いたいと思っています
(院長)
*ダイビングの写真の人物は私です。