思春期にきび
一昨日は、久しぶりににきび治療の講演をしました
今回も、福井からのWEB配信です。
にきび治療のスキルアップセミナーですので、
かなりマニアックな会ですが、
250人もの聴講者がいたようです。
講演後の質疑応答も活発で、
私自身は結構楽しかったです
ところで今回は、思春期にきびのお話をしましょう。
思春期のにきびは、
実は大人の肌になる過渡期の現象なのです(下図)
数年前まではツルツルの子供肌だったはずですが、
今はにきびでぶつぶつです
そして成人になる頃には、
ゴワゴワとした毛穴の開いた大人の肌(萎縮性瘢痕)に変身してしまいます
まぁ、どの程度のお肌になるかは重症度にもよりますが・・。
そしてもう、小児の、あの頃のお肌に戻ることはありません
実は、思春期のにきびにこそ面ぽう治療薬の効果は絶大で、
早期であれば、十分に小児期のお肌に戻れます
しかし、成人と違って、
にきび治療に対する関心が低く、
数年放置している方が多いのが実情です
以上の現実を知っているだけに、
思春期にきびの方には特に真剣に説明するのですが、
どこまで伝わっているか疑わしい
大人にきびも、当然萎縮性瘢痕を起こしますが、
数年放置なんて事はまずありませんし、
患者本人の真剣さが違います
とにかく、思春期のにきびは早期に治療を開始し、
ツルツルのお肌を取り戻しましょう
(院長)