小児アトピー性皮膚炎のデュピクセント治療
成人のアトピー性皮膚炎(以下アトピー)の治療は、
デュピクセント(デュピルマブ)の併用による
新プロアクティブ療法(下図)によって、
どんな重症アトピーでも
寛解(症状ゼロ)に持ち込めるようになってきました
それも極めて安全にです
さらに、デュピクセント中止後も
3年以上寛解を維持している方が大勢います
以下のブログでも詳しく述べています。
小児の場合は、プロアクティブ療法単独で
寛解になる方がほどんです
しかし1割以下ですが、寛解に持ち込めない
難治性アトピーの方もおられます
こういった難治例に、今年9月より
デュピクセントの年齢制限が解除され、
生後6ヶ月より使用できるようになりました
当院でもすでに、10歳以下の小児5人が、
デュピクセント治療を開始しています。
これでもう、アトピーで寛解できない症例は
ほぼゼロです
ここ10年のアトピー性皮膚炎治療の進歩は凄まじい
(院長)
*デュピクセントは、真面目に定期的に通院している方のみ適応です。ガイドラインでは、その期間は6ヶ月以上とされています。不定期な通院や初診の方は、処方できません。まずは、真面目に通院してください。