にきび治療の全国講演とVビームのお話し
この前の水曜日は、
にきび治療のWEB全国講演を行いました。
医師や薬剤師等の医療従事者が対象の講演ですが、
視聴者数がなんと3500人以上と、
過去最高人数を記録しましたすごい
本日は、今回の講演では話さなかった
にきびのVビーム治療(下動画)についてお話しましょう
Vビームは、そもそも血管腫を治すレーザーですが、
血管の豊富な病変部に作用して
にきび痕や肌質を改善させます。
当院では、10年以上前からこの治療を行っており、
学会発表や講演を多数行っています。
症例数は、国内でもトップレベルでしょう
長年の経験から、
Vビームは、にきびそのものより
ざ瘡後紅斑(赤いにきび痕)に効果が高いことがわかってきました。
特に面ぽう治療薬と併用すると効果絶大です
ですから、
急性炎症期(治療開始後3ヶ月まで)の照射はあまり意味がありません。
効果を発揮するのは維持期(治療3ヶ月以上)です。
ただし、9割以上のざ瘡後紅斑は、
ベピオなどの面ぽう治療薬単独で治ります。
どうしてもざ瘡後紅斑が治らない時にのみ、
面ぽう治療薬に併用します。
よって当院でも、十分な面ぽう治療を行った方のみに照射するようにしています。
(院長)
Vビームのざ瘡後紅斑への効果は、適切な面ぽう治療を行った方のみに有効です。適切な治療を行わず、レーザー照射のみ希望される方がおられますが、堅くお断りしております。レーザー治療のみで、にきびやざ瘡後紅斑(赤いにきび痕)が治ることはありません。