2023年1月 2日 (月)

円形脱毛症の治療ピラミッド

円形脱毛症治療は、
 
近年、急速な進歩を遂げてきています。
 
続々と新しい治療が登場して、
 
10年前とはえらい違いですhappy02
 
有効とされている治療法を、
 
当院流にピラミッドにしてみると下図のようになります。
2001
 
重症度に応じて、
 
ピラミッドの階層を登っていくことになります。
 
特にエキシマレーザーXTRAC thunderは、
 
当院で最も力を入れている治療法ですgood
 
昨年は、日本美容皮膚学会、中部支部皮膚科学会、
 
東京支部皮膚科学会でその有効性を報告しました。
さらに、生物学的製剤分子標的薬が登場し、
 
10年前はお手上げであった重症の円形脱毛症も
 
治せる時代になりましたhappy02good

しかしそれでも、重症になると

手遅れになり得る病気ですshock
 
自然に治ると思って放置していたら、
 
治らなくなった方が大勢います。
 
ですから、甘く考えずに、
 
早めに医療機関を受診しましょう。
 
(院長)
*このピラミッドは、あくまでも当院の治療内容をピラミッドにしたものです。

2023年1月 1日 (日)

謹賀新年

新年あけましておめでとうございますfuji
 
旧年中はたいへんお世話になりました。
 
本年も引き続きよろしくお願い致します。
_dup_20211110__2001_2
(クリニックの周囲の花壇)
 
新年診療開始は1月5日(木)からです。
 
(院長)
  

2022年12月31日 (土)

今年1年ありがとうございました。

今年も、もう数時間で終了ですね。
 
今年は、暗いニュースが多かったのですが、
 
前向きな話題で今年を終えたい思います。
 
と言っても、当院の話題ですが・・coldsweats01 
 
今年当院は、福井県ではクリニックとして初めて
 
生物学的製剤使用承認施設となりました。
 
この施設承認を得ることによって、
 
今後出てくる有効な治療法を
 
クリニック単独で行えるようになるのですhappy02
 
続々と発売される分子標的薬や生物学的製剤によって、
 
アトピー性皮膚炎や乾癬、円形脱毛症の治療が
 
激変してきています。
 
もう、従来の治療とは次元が違いますhappy02
 
この施設承認によって、これらの治療薬を
 
当院単独で使用することができるようになりましたgood
 
 
さらにもう一つは、
 
皮膚悪性腫瘍指導専門医がん治療認定医
 
3回目の資格更新ができそうです。
 
まだ審査中ではありますがcoldsweats01
 
恐らく、この資格をクリニックとして維持しているのは当院だけでしょう。
 
維持するの、すっごく大変なんですからsmile
 
皮膚がん治療の専門医として
 
皮膚がんの早期発見早期治療に貢献していきたいと思いますhappy02
 
 
そして、今年も多くの講演をさせていただきました。
 
講演回数、過去最高なんじゃないかなぁ?
 
知らんけどbleah
 
特に、円形脱毛症の新しい治療
 
美容皮膚科学会のシンポジウムで披露できたのは
 
嬉しかったですね〜happy02
 
来年は、さらにパワーアップした円形脱毛症治療
 
日本皮膚科学会総会で披露する予定ですgood
 
まだまだ進歩を続けたいと思っていますので
 
当院のこれからの治療にご期待ください。
 
 
年明けは、1/5(木)より診療を開始致します。
 
今年1年ありがとうございました。
 
来年も何卒よろしくお願い致します
 
良いお年をお迎えください。
 
(院長)
 

2022年12月30日 (金)

年始は1月5日より診療開始

昨日12月29日は、仕事納めでした。
 
診療は、午前のみで終了しました。
 
12月30日(金)から1月4日(水)までが
 
年末年始の休診になります。
 
年始は、1月5日(木)より診療を開始致します。
 
(院長)
 

2022年12月20日 (火)

アトピー性皮膚炎診療の最前線

医学雑誌MB Dermaに、執筆依頼を受けていた
 
デュピルマブの論文が掲載されましたhappy02
 
Dup
 
これは、皮膚科専門医向けの医学雑誌で、
 
今回はアトピー性皮膚炎治療の特集号でした。
 
アトピー性皮膚炎アトピー(Atopy)は、
 
ギリシャ語のAtopos「奇妙な」に由来しており、
 
長年原因不明の皮膚病とされてきました。
 
その病態が解明されてきたのは、ごく最近のことです(下図)
Ad(アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021より)
 
上図のように、色々な細胞や物質が複雑に絡み合って
 
アトピー性皮膚炎の病状が形成されていきますcoldsweats02
 
こう言った物質の中で、特に注目されてきたのが、
 
IL-4IL-13というサイトカインです。
 
こいつがどうやらアトピーの病態の主役らしいということで
 
デュピルマブ(デュピクセント®が開発されましたhappy02
Duppen
 
デュピルマブは、IL-4IL-13の作用を抑制する薬剤です。
 
その効果は絶大で、
 
どんなに酷いアトピーでも必ず良くなりますgood
 
そして、一時的な結膜炎ぐらいで、
 
副作用はほとんどありません。
 
また他の薬剤と違って、長期に使えば使うほど
 
効果が高くなる特徴があります。
 
ただ、その効果を最大限に発揮するためには、
 
色々とコツがありますwink
 
そういったことを論文にしたわけですwink
 
その他にも、革新的新薬が続々と導入され、
 
アトピー性皮膚炎の治療は、
 
いま一番ホットな分野になっていますwink
 
(院長)
 

2022年12月13日 (火)

電話等再診は徐々に終了予定

コロナ禍のため、
 
患者さんの通院頻度を減らすために
 
病状が安定している患者さんに対しては
 
2回に1回の頻度で、
 
電話等再診(電話で病状を聞いて処方する)あるいは
 
オンライン診療(テレビ画面の診察)を行ってきましたhappy01
 
しかし、
 
電話等再診は、全然ダメですねwobblywobbly
 
アドヒアランスがガタガタになり、
 
3人に1人は、病状が悪化しましたshock
 
通院頻度も、外用頻度も、外用量も
 
メチャクチャになっていますwobbly
 
不思議とオンライン診療は、
 
あまりアドヒアランスが崩れなかった。
 
顔を見て診察をすることがこれほど影響するとは
 
驚きでしたcoldsweats02
 
医学的には、white coat adherence(白衣効果)
 
と言うようですね。
 
診察が近くなるとみんな真面目になるsmile
 
よって、
  
電話等再診はできるだけ減らしていく方針にします。
 
(院長)
 
*オンライン診療は、色々な制限があり、使用できる疾患が限られます。また、真面目に定期的に通院している方限定です。
 

2022年12月11日 (日)

当院のニキビ治療

医学雑誌Illuminate Dermatologyの創刊号に
 
当院のニキビ治療の記事が掲載されましたhappy02
Photo
 
Adweb_20221012001
 
当院のニキビ治療は、
 
各種医学雑誌やメーカーのホームページでも紹介され、 
 
さらに私も何十回と全国で講演をしているので、
 
かなり周知されてきていると思いますhappy01
 
治療内容の詳細は、以下の2つの医学雑誌で紹介しています。
F001
 
2001
 
 
べピオゲルのメーカーであるマルホからも
 
下記の冊子で詳しく、当院の治療内容を解説しています。
5040516_1_bpo
  
さらに、マルホのホームページでも動画で紹介されています。
Photo
 
 
当院の治療は、
 
ニキビ治療に計画性と定量的な概念を
 
取り入れているところが特徴です。
 
それによって面ぽう治療薬の効果を十分に発揮し、
 
最終的に『美肌』を追求していく方法です。
 
それを私は、『面ぽう治療薬の真髄』と呼んでいます。
 
*面ぽう治療薬:べピオ、デュアック、エピデュオ、ディフェリン
 
(院長)
 

2022年12月 4日 (日)

開院14周年記念日

今日は、クリニックのトーマスマックナイトの絵を
 
クリスマスバージョンbellxmas
 
ホワイトハウス・レッドルームcrownに掛け替えました。
Edd1ecff93d94d42a242b39205c416e4_1
 
そして本日は、開院14周年記念日birthdayでもありますhappy01
 
こんなに長くやってきたんですね。
 
感慨深いなぁhappy01
 
でも、まだまだやる気満々ですよhappy02
 
ここ数年、アトピーの新薬が続々と発売され、
 
さらにエキシマレーザーthunderの導入も相まって
 
治療内容は物凄く進歩しました。
  
特に重症円形脱毛症は、新薬とエキシマレーザーthunder
 
治せる時代にまでなってきていますgood 
 
さらに、にきびも、乾癬も、皮膚がん
 
新薬が続々と発売され、
 
14年前とは、隔絶の感があります。
 
数年臨床から離れたら
 
浦島太郎になってしまいそうですsmile
 
ということで、
 
これからも最先端の治療を導入して、
 
全力で頑張っていきたいと思いますhappy02
 
(院長) 
 

2022年11月30日 (水)

粉瘤(ふんりゅう)の治療

なぜか粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)の患者さんが激増中ですcoldsweats01
 
粉瘤腫は、下図のような皮下の袋状の腫瘍です。
Photo
 周りの組織とくっ付いて(癒着)なければ、
 
くり抜き(へそ抜き)術で簡単にすぐ治療できます。
 
ただし即手術は、月木金の午前中のみです。
 
治療は、下写真(a-d)のように、
 
開口部に穴を開けて袋を押し出します。
 
癒着がなければツルッと出ますhappy02
82001_2
 
しかし、癒着している場合は、 
 
切って縫う治療になります。
 
これは、超音波(エコー)検査ですぐに分かります。
 
この場合は、後日の予約手術になります。
 
こんなふうに赤く腫れてしまった場合は、切開排膿です。
Img_1951_2
 
局所麻酔後に切って膿(うみ)を出します。
 
1〜2週間で改善します。
 
しかし袋が残っているため、再発が心配なら
 
後に手術で取ります。
 
簡単なくり抜き術で治療希望ならば、
 
腫れたり、癒着したりする前に、
 
早めに受診しましょうhappy01
 
(院長)
 
月木金の午前中であれば、即手術になる可能性がありますが、上記の理由や外来が混雑している場合は出来ないこともあります。
 

2022年11月23日 (水)

エキシマレーザーの講演 in 東京

 
エキシマレーザーthunderの講演をして来ました。
 
内容は、円形脱毛症尋常性白斑の治療です。
9e08ad48d1bb4274ac290418dacef7e7_1
 
特に、円形脱毛症に対するエキシマレーザー
 
凄まじい効果を披露しましたhappy02
 
さらに分子標的薬生物学的製剤も開発され、
 
治療内容は、ここ数年で大きく変わってきていますhappy02
 
以上の内容に加えて今回は、
 
治療の出口戦略についても考察してみました。
 
円形脱毛症の患者さんは、脱毛以外は健康な方です。
 
ですから、副作用ができるだけ少なく、
 
できれは漸減中止していける治療を選択する必要があります。
001
 
現在当院で行っている以下の治療内容は、
 
ほとんど副作用がありません。
 
よって出口戦略は、より通院しやすいもの、
 
より施術しやすいものへとなります。
001_2
 
そういった観点から、
 
当院ではまだ、JAK阻害剤の治療は躊躇していますthink
 
懸念される重大な副作用リスクがあるにもかかわらず
 
中止するとすぐに再発するため
 
止められない可能性があるからですbearing
 
FDAもブラックボックス警告をつけている薬剤ですので、
 
開業医が安易に手を出すものでは無いと思っています。
 
少なくとも、
 
エキシマレーザー生物学的製剤でも効果が乏しい症例で、
 
患者さんがそのリスクを承諾した場合に限り
 
使用可能と考えています。
 
当院の患者さんからも問い合わせが多いため、
 
私の考えを少し述べさせてもらいました。
 
(院長)
 
*JAK阻害剤については、あくまでも私見です。アトピーにおける短期使用ではなく、円形脱毛症への長期使用に対する懸念を述べました。
*皮膚科学会は、Bio製剤承認施設での使用を推奨しています。
 

カテゴリ

カウンター

  • アクセスカウンター