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2013年4月24日 (水)

白斑の最新治療の開発

当院の白斑治療は、①外用治療(ぬり薬)、②紫外線療法(エキシマライトなど)、③植皮術(主に1mmミニ植皮術)です。
 
詳しくは当院のブログ(http://clinic-n.mitelog.jp/blog/2012/10/post-0467.html )を参照してください。
 
最近は、この1mmミニ植皮術の治療成績アップに力を入れています。植皮方法の工夫を積み重ねて植皮片の生着率がグーンと上がりました。
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植皮後にエキシマライト(以下エキシマ)を当てることでさらに植皮片の広がりを促します。
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今では、9割以上の生着率です。問題は植皮片の広がる速度なんですが、これは個人差が大きいようですねcoldsweats01 若い方は、すぐに広がるんですけどね・・・coldsweats01
 
 
そして最近、新しい治療を開始しています。治療中に偶然発見したのですが、エキシマ照射前に特殊な前処置をしておくとその効果がもの凄く増強されるようですhappy02
 
下写真は、長年の紫外線療法等の治療に抗した難治性の白斑です。白斑の左半分のみにその前処置を行って、白斑全体にエキシマを照射しました。すると見て下さい。左半分のみに、2週間程度で毛包から点状に色素が出現してきました。
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1mmミニ植皮術の成果とこの新しい治療法は、6月に京都で開催される学会で報告する予定です。今のところ、これ以上詳しくは述べられませんが・・・coldsweats01
 
白斑治療は、年々進歩してきていますが、まだまだ十分とは言えません。従来の治療法では全く効果が無い方も大勢おられます。今後も、新しい治療法に積極的に挑戦していきたいと思いますgood
 
(院長)
 
 

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