虫刺され急増の予感
昨日は、ものすごく暑かったですね。夏日でした
緊急事態宣言も解けたため、多くの方が外出されたんじゃないでしょうか?
この時期から、虫刺されが急増します
ぶよ、マダニ、毛虫がこの時期に最も多い虫刺されですね。
それらを簡単に解説します。
まずぶよです。ぶとあるいはぶゆとも言います。
小蝿のような黒い虫です。
この時期ですと、スキージャム勝山で刺されてくる方が多いですね。
こんな風な虫刺されが、下腿を中心に多発します。物凄くかゆい
刺されて直ぐは、出血することがあります。
初期治療が不十分だった方の何割かは、慢性痒疹として半年以上続きます。
1−2週間で治らない方は、安易に放置しておかないように。
特に子供は要注意です。
次は、マダニです。
問題点は、2つ。
1つは、自分で虫を取ってしまって、後から腫れてくることがよくあります。
2つ目は、伝染病を持っている可能性があるいうことです。
自分では取らない方が無難ですね
摘むと虫の内容物が皮膚の中に注入されてしまいます摘まないこと!
通常病院に行くと手術で切除されますが、多数のマダニに刺されている場合には対応できません。
もっと簡単な方法があります。
それは、液体窒素を吹き付けて冷凍するのです(下写真)。
虫が数日で取れます。早ければ翌日にも
僅かですが、伝染病(ライム病、日本猩紅熱、重症熱性血小板減少症候群)を持っていますので、
放置せずに医療機関にかかることをお勧めします。
最後は、チャドクガなどの毛虫ですね。
庭の手入れをした後などに
片側の首から腕、あるいは脇腹あたりにかけて小さな赤い、劇痒なブツが沢山出てきたらこれです。
毛虫は触れなくても、毒針毛という毒のついた毛を飛ばすので、知らぬ間に被害を受けることがあります。
放置しておくと全身に広がる可能性があり、この虫刺されも
早めに医療機関を受診されることをお勧めします。
(院長)